【バイタルエリアの仕事人】vol.59 スベンド・ブローダーセン|葛藤の末、故郷を離れてJリーグでのプレーを決意。後押ししたのは同僚だった日本人選手
サッカーに関して言えば、僕のキャリアは、若い頃こそ上手く進んでいましたが、徐々にザンクトパウリで試合に出られる可能性が高くないと感じるようになりました。ベンチに座る日々が続き、クラブでの将来のビジョンが描けなくなっていました。もしこのクラブに残ったとしても、今後、思うように進んでいかないのではないか。ずっと自分の立場は変わらないのではないか。とも考えました。
他のブンデス2部のチームに移籍するにしても、ゴールキーパーのポジションは1つしかないわけで、1番手になれる感じでもなかった。自分のキャリアを考えた時に、もう1度、この先4年ぐらいドイツに残って正GKになる努力をするのか、それとも国外に出て、サッカーというスポーツを通して、人生において大事なことや気づきを探しに行くのかを考えて後者を選びました。
日本でプレーするにあたって、適応する上で1番意識したのは、国民性といいますか、考え方や文化を理解することです。例えば、我慢強さというのはドイツにはない日本特有の文化だと自分は思っています。来日した当初、その我慢強さは自分に足りないパーソナリティでした。それを学ぶことによって、いろんな物事を落ち着いた視点で見られるようになり、状況が良くない時にも、冷静に判断できるようになりました。
※後編に続く。次回は12月24日に公開予定です。
取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)
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