アサヒフード(株)(TDB企業コード:240507045、資本金5000万円、宇都宮市越戸4-3-33、代表関茂氏)は、10月31日に事業を停止し、事後処理を岩本康一郎弁護士(岩本法律事務所、東京都新宿区新宿1-23-16、電話03-5341-4422)に一任した。今後、自己破産を申請する見込み。

 当社は、1998年(平成10年)創業、2006年(平成18年)5月に法人改組された売店・食堂運営業者。大規模工事現場や物流センターなどの施設内における売店や食堂の運営を主体とし、かつては飲食店事業も手がけていたが、外食産業の冷え込みもあって2008年頃には撤退していた。工事現場における勤務者・出入り業者向けの売店・食堂事業は競合業者がほとんどなく、独自のビジネスモデルとして事業を拡大していった。特に大手ゼネコンとの関係は密接で、新しい現場が立ち上がると継続的に受注を得られ、2020年4月期に約10億500万円だった年売上高は、2025年4月期には約76億6500万円にまで伸長していた。

 しかし、業容拡大に伴って運転資金の需要は膨大となり、その多くを金融負債で賄っていたことから、常に借り入れと返済を繰り返す多忙な資金繰りを余儀なくされていた。そのような中で、不採算店舗なども散見され、収益を圧迫する状況に陥っていた。不採算店舗からの撤退、従業員規模の縮小などリストラ策を講じたものの、資金の枯渇は深刻となり、自力での再建は困難と判断し、今回の事態となった。

 負債は2025年4月期末時点で約31億2900万円。