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TUYの松浦記者の取材です。

【写真を見る】こんな肌は皮膚がんリスク高し!日焼け止めの効果的な塗り方は? 子どもに塗れる?化粧をしている人はどうすれば?専門家に聞く

みなさんは紫外線対策をしていますか?日焼けだけでなく、シミやシワ、さらには、皮膚がんなどのリスクにもつながる紫外線。芋煮のハイシーズン9月も注意が必要です。

効果的な日焼け止めの塗り方や子どもへの対策などを取材しました。


8月も下旬ですが、連日暑さが続く県内。街の皆さんに、紫外線対策について聞きました。

街の人「きょうも長袖着てきました、暑すぎて。日焼けしすぎると痛くなっちゃうので。けっこうしっかりめに、もう真っ白になるぐらい塗っています」

街の人「日傘を使ったり日焼け止めを朝塗るようにしています。いいものを使っているかな。いいものだと何とかなるかなみたいな」

街の人「外出る時は絶対(日傘を)さしています」

街の人は「(子どもが)サッカーをしているので、日焼け対策を始まる前と試合途中でやっています」

みなさん、さまざまな工夫で紫外線を防いでいました。

紫外線が体に与える影響は

そもそも紫外線は、私たちの体にどのような影響を与えるのでしょうか。医師として日々診療にあたっている山形大学医学部の紺野隆之准教授です。

紫外線で誘発される障害には、急性のものと慢性のものがあるといいます。



山形大学医学部 皮膚科学講座 紺野隆之 准教授「急性は日焼けとか目がちかちかするような角膜の炎症。慢性はシミ・しわ、一番怖いのが皮膚がん」

皮膚がんは、紫外線を浴びた直後に発症するものではないということですが、子どもの頃から繰り返し浴びた紫外線によるダメージが蓄積され、数十年後に発症することが多いといいます。


山形大学医学部 皮膚科学講座 紺野隆之 准教授「何回もひどい日焼けをするとか長時間紫外線に当たる皮膚障害を繰り返すと遺伝子異常があってがんは起きる」

■最もがんリスクが高いのが...

日本人の肌は、大きく3タイプに分けられます。

まず、紫外線に当たると赤くなり、黒くなりにくい「色白タイプ」。次に、赤くなった後に黒くなる「中間タイプ」。そして、赤くなりにくく、すぐに黒くなる「色黒タイプ」です。

この中で最も皮膚がんのリスクが高いのは色白の人です。

山形大学医学部 皮膚科学講座 紺野隆之 准教授「皮膚がんの話になると、色白の人の方が紫外線によるDNA損傷が大きいといわれているので、色白の人は特に紫外線予防をしておくといい」

■日焼け止めに書かれる「SPF」や「PA」の意味

紫外線予防には日焼け止めが有効ですが、日焼け止めに書かれている「SPF」や「PA」の意味、きちんと理解して使っていますか?

山形大学医学部 皮膚科学講座 紺野隆之 准教授「『SPF』はUVBに対する防御の指標。『PA』は、UVAの防御の数字」

UVAは、皮膚の深いところまで届く紫外線のことで、シワ、たるみの原因になります。それを防ぐのが「PA」です。

一方、UVBは、皮膚の表面まで届く紫外線のことで日焼けやシミ、皮膚がんの原因となるもの。それを防ぐのが「SPF」です。

「PA」はプラスの数が多いほど、「SPF」は数字が大きいほど防御の力が強くなりますが、正しく塗らなければ効果は十分に発揮されません。

■日焼け止めの効果的な塗り方

山形市にある化粧品店「松屋」です。ビューティーアドバイザーの荒井さんに効果的な塗り方を聞きました。

化粧品店松屋 ビューティーアドバイザー 荒井美香さん「腕はこのように一本線に置いて、大きく後ろの方まで塗っていただくのがいい」

顔は、5点置きがポイント。医師の紺野准教授によると、手に取る量の目安は、クリーム状の日焼け止めの場合、パール粒2個分、乳液など液状に出るタイプは、1円玉2枚分です。それを頬、額、鼻、あごに置いてしっかりと伸ばします。

特に多めに塗るのが頬と鼻。

化粧品店松屋 ビューティーアドバイザー 荒井美香さん「高い位置に紫外線が当たりやすいので、頬や鼻に多めにつけていただくとよろしいかと思います」

このような塗り方でさらに効果を高める方法として、医師の紺野准教授は2度塗りを勧めます。これにより塗り残しを防ぐことができるということです。

さらに効果を保つには、2時間から3時間おきの塗り直しが理想的。汗をかいたときやタオルで拭いたあとは塗り直しが必要です。



化粧品店松屋 ビューティーアドバイザー 荒井美香さん「今ですと、手を汚さずにつけ直しができるスティックタイプや髪、顔、身体、全身に使えるスプレータイプなど便利なものも出ています」

■化粧と日焼け止めの関係

化粧をするみなさん。顔に日焼け止めは塗りますか?TUYの佐藤友美アナウンサーにも聞いてみました。

佐藤友美アナウンサー「(Q顔に日焼け止め塗っていますか?)いや塗らないです。下地を塗ってファンデーションを塗ってパウダーで仕上げる」

同じような人も多いのではないでしょうか。UVカット効果がある化粧下地であれば1本でも大丈夫ですが、より効果的なのが。

化粧品店松屋 ビューティーアドバイザー 荒井美香さん「炎天下でのレジャーなどの陽には、日焼け止めも重ねていただくと効果的。日焼け止めを塗った後に化粧下地。べたつきが気になる場合には、その後におしろいなどを使っていただくことでより崩れにくくすることができる」

塗り直す際は皮脂や汗をティッシュなどで抑えた後、日焼け止めを塗り、再度下地やファンデーションを重ねます。

また、「UVパクト」と呼ばれる、日焼け止めとファンデーションが一体化した化粧品もあり、メイクの上から手軽に塗り直すことができます。

落とす際にも注意が必要です。しっかり落とさないと、ニキビやかぶれ、乾燥の原因になることも。

石けんで落ちるタイプは石けんで、落ちにくいものは化粧を落とす際に使うクレンジングオイルなどで落としましょう。

日焼けてしまった場合には、手持ちの化粧水などで肌を保湿し、炎症を抑えることが大切です。

■子どもの紫外線対策は?

では、子どもの紫外線対策は、どのようにすればいいのでしょうか。顔や耳、首など皮膚が弱い部分にも日焼け止めを塗ってよいのでしょうか。

山形大学医学部 皮膚科学講座 紺野隆之 准教授「耳はもちろん、首も顔も大丈夫。逆に皮膚が弱いところの方が日差しに弱かったりするかもしれないので肌が出るようなところには塗っていい。何を塗るかが大事になる。刺激の少ないものを選んで、あとはベビー用も売ってはいる。そういうのを選ぶ」

日焼け止めを使うことが勧められるのは、生後6か月以降です。ベビー用や低刺激のものを選べば安心して使えます。

紫外線は夏だけではない!

防ぎたい紫外線。実は夏だけのものではありません。

山形大学医学部 皮膚科学講座 紺野隆之 准教授「一番紫外線が多いのは7・8月だとは思うが、9月になってもその7・8月のピークの時の7・8割ぐらいの紫外線量は届いているといわれている」

紫外線は秋の入り口までしっかりと降り注いでいます。

また、冬も晴れた日は雪の照り返しなどで多くの紫外線を受ける場合があるということです。

天気の良い日に外に出る時は、夏と変わらない意識で対策が必要です。