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ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦マシンの直系

3月31日、スバルはSTIコンプリートカー、『S210プロトタイプ』(以下S210)のオフィシャルウエブサイトを公開。サイト上で、抽選エントリー開始時期やボディカラー展開などを発表した。

【画像】抽選開始まで何度でも見ておきたい!スバルS210プロトタイプ 全47枚

S210は、今年1月の東京オートサロンでスバルがサプライズで公開したモデルだ。車名が示しているように、スバルのスペシャルモデルの製作や、モータースポーツにも参戦するSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)が手がけている。


S210プロトタイプは、今年1月の東京オートサロンでスバルがサプライズで公開したモデル。    スバル

STIでは、1998年に発表したインプレッサ22B STIバージョンを皮切りに、2000年のS201からは『Sシリーズ』として、さまざまなスペシャルモデルを送り出してきた。今回のS210は、2019年にデトロイト・ショーで発表されたS209以来、久々のSシリーズとなる。

そんなS210は、WRX S4をベースにしたニュルブルクリンク24時間耐久レース(NBR)参戦マシン直系の、2ペダルスポーツセダンだ。

エンジン開発では『乗り味を良くすること』、つまり動き出しの滑らかさを追求。点火やデュアルAVCS、電動ウエストゲートの制御など、全面的に手を入れて吸排気効率を大幅に向上。アクセルペダルを踏み込んだ瞬間に思いどおりの加速が立ち上がる鋭くリニアなレスポンス、どの車速からでも素早く加速していく分厚いトルク、そして全開域でのさらなる加速の伸びを実現した。

2.4Lの水平対向4気筒DOHCターボエンジンは、最高出力221kW(300ps)/5700rpm、最大トルク375Nm(38.2kg-m)/2000-5600rpmと、かなりのハイパフォーマンスを発生する。

また、スバルパフォーマンストランスミッション(フル電子制御自動無段変速機:CVT)をSシリーズとして初採用し、エンジンの特性に合わせて低回転のトルクの厚みで走らせる変速制御へと最適化。どこまでも加速感が続いていくような、切れの良いシフトフィールをつくり上げた。

目指すは『運転が世界一うまくなるクルマ』

S210では、ステアリングを切った瞬間からクルマがイメージどおりに動く『運転が世界一うまくなるクルマ』を提供することを不変のテーマとしているSTIが開発した、STIパフォーマンスパーツを数多く装着している。

フレキシブルドロータワーバー(フロント)、フレキシブルドロースティフナー(リア)、BBS製の鍛造19インチフレキシブルパフォーマンスホイールなどが、それにあたる。


S210プロトタイプは、STIパフォーマンスパーツを数多く装着している。    スバル

コンプリートカーではエンジンやサスペンションにも手を入れ、パーツを含めてトータルでチューニングを施すため、クルマのポテンシャルを極限まで引き出すことができる。ほんのわずかな操作でもクルマがリニアに反応し、自分の手足のように、意のままに操れる。

さらにS210では、より質感高く洗練された乗り味を追求した。ZF製の電子制御ダンパーはタイヤの性能をフルに発揮できるように伸び側、縮み側の可動域を最適化し、4輪がしなやかに路面を捉えるフラットライドを強化した。コイルスプリングのバネレートも最適化し、コンフォートモードでも柔らかすぎず硬すぎない絶妙な快適バランスを発揮する。

NBRレースカー由来のウレタン製ブッシュや、ブレンボ製モノブロック対向レッドキャリパー6ポットブレーキ(フロント)、ドリルドローター(フロント/リア)、255/35R19サイズのミシュラン・パイロットスポーツ4Sタイヤなども採用し、『運転がうまくなるクルマ』を追求している。

500台限定の抽選エントリーは5月下旬に開始予定

エクステリアでは、前後フェンダーのスポーツサイドガーニッシュを拡幅し、後端に段差を設けて空気の排出効果を高めることで車体を路面に押さえつける強力なダウンフォースを発生させ、タイヤが路面にしっかりと追従するグリップ力を獲得。

さらに、ドライカーボンリアスポイラーやフロントアンダースポイラーなどエアロパーツでフル武装し、NBRマシンで証明されて技術やノウハウを再現することで、ダウンフォースと空力バランスを高めている。


500台限定となる販売の抽選エントリーは、2025年5月下旬に開始予定と発表された。    スバル

インテリアでは、バックシェルに軽量素材のドライカーボンを採用した新しいレカロ製シートをフロントに装着。8ウエイ電動アジャストやヒーター、SRSサイドエアバッグも内蔵している。

また、ダークレッドステッチ入り高触感革のステアリングホイール、ピアノブラック塗装のインパネ加飾、レッドウエビングのシートベルトなど、インテリアカラーはブラック/レッドでコーディネート。特にドライバーが触れる部位の色味と質感にこだわり抜き、クルマを操るという機能性を引き立てている。

ボディカラーは、WRブルーパール、マグネタイトグレーメタリック、セラミックホワイト、クリスタルブラックシリカ、サンライズイエローの5色で展開。サンライズイエローは有料色で、50台限定となっている。

スバル久々のSシリーズ、S210プロトタイプ(市販時にはプロトタイプの名称は付かないだろうが)の抽選エントリーは、2025年5月下旬に開始予定と発表された。販売台数は500台限定となるが、気になる車両価格は発表されていないので、続報を待ちたい。

スバルS210のスペック(プロトタイプ参考値)

全長×全幅×全高:4690×1845×1465mm
ホイールベース:2675mm
車両重量:1630kg
エンジン:水平対向4気筒DOHCターボ
総排気量:2387cc
最高出力:221kW(300ps)/5700rpm
最大トルク:375Nm(38.2kg-m)/2000-5600rpm
トランスミッション:CVT(8速マニュアルモード付き)
駆動方式:フロント縦置き4WD
燃料/タンク容量:プレミアム/63L
WLTCモード燃費:未発表
タイヤサイズ:255/35R19
車両価格:未発表


2.4Lの水平対向4気筒DOHCターボエンジンは、最高出力300ps、最大トルク38.2kg-mを発生する。    スバル