原巨人 阪神に15失点大敗の裏で指摘される指揮官の「残念な起用」

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新55番として多くの期待を集める秋広(C)CoCoKARAnext

 巨人は27日の阪神戦(甲子園)に0−15の大敗となった。19安打15失点、阪神戦の15点差敗戦は18年ぶりと屈辱の数字が並んだ。

 先発した山崎伊織の乱調が誤算だった。2回一死二、三塁から坂本誠志郎に先制適時打を許すと3回は先頭・近本光司のソロ本塁打から5連打と阪神打線の勢いを止められず、2回3分の1でマウンドを降りることに。得意の直球で押すスタイルがなりをひそめ、この日は変化球でかわすような投球となっていたところを阪神打線につかまった。

【動画】先発の山崎伊織は3回途中8失点の乱調、2回一死二、三塁から捕手・坂本に先制の適時打を許した場面

 後を継いだ中継ぎ陣も失点を重ね、15失点と大敗。試合後の原監督は背信投球となった山崎伊に「大きな汗をかきながら投げぬくことが大事。かわそうというような。そんな甘い世界じゃない」と改めて真っ向勝負を求めた。

 一方、打線は「天敵」を打ち崩せなかった。昨年、2完封を許した左腕・伊藤将司の緩急を使ったピッチングにわずか2安打と三塁も踏めず。またも完封勝利をプレゼントと巨人キラーに土をつけることは叶わなかった。今後もやっかいな敵となって立ちはだかりそうだ。

 大敗となったゲームでは「ラッキーボーイ」を欠いたことも注目を集めた。

 22日のヤクルト戦(神宮)でプロ初スタメンを果たし、連続安打を続けていた秋広優人はこの日、ベンチスタートとなった。ここまで3試合連続でスタメン出場を重ね、チームはその間、3連勝。この試合前まで秋広も8打数4安打の打率5割、0本塁打、3打点と調子を上げていたが、左腕投手の伊藤将ということで先発左翼はウォーカーが出場となった。

 すでに走攻守で大器の片鱗を見せ始めている秋広には球界内からも「(投手の)右、左関係なく起用してほしい」と待望論もある。

 結局、この試合は6回に代打で起用され、三直に倒れた。秋広のスタメン落ちに関して原監督は「全体のバランスを見て」と説明した。

 一時の絶不調から少しずつ抜け出す気配もあるチームで、若い勢いのある力は欠かせない。今後の原監督がどのようにチームを前に進めていくかも引き続き、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]