日本時代建設の建物、修復へ かつては食堂や診療所 地方創生のスポットに 台湾(嘉義市文化局提供)

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(嘉義中央社)南部・嘉義市の市定古跡、津本喫茶部食堂で14日、修復工事の起工式が行われた。市では古跡の活性化や地方創生の新たなスポットになるとして期待を寄せている。

市文化局によると、建物は1935(昭和10)年に建設。当初は「津本写真館」として使われたが、その後「津本喫茶部食堂」となった。戦後の58年に台湾人医師が購入した後は診療所兼自宅として利用され、2020年に市定古跡に登録されたという。修復には2473万台湾元(約1億800万円)が投じられ、来年の完成を予定している。

工事では日本統治時代の外観を再現し、下見板の外壁やモダンな装飾を取り戻す方針。

建物を所有する王伯智さんは、工事完了後に基金会(財団)を立ち上げ、文化資産の保存や医療・健康の促進・推進に取り組みたいと意気込んだ。

(黄国芳/編集:齊藤啓介)