日本ハムは1日、建山義紀1軍投手コーチ、森本稀哲1軍外野守備走塁コーチの就任会見を行った。会見には新庄剛志監督も出席し、2人の新コーチとテンポの良い掛け合いを見せる場面も見られた。

建山義紀コーチ(以下、建):お疲れさまです。

新庄剛志監督(以下、新):お待たせしました。はい。(森本氏に向かって)はよ来いや!

地味やなースーツ。もう今20分くらい話してるよ。囲みは終わったから。あとは2人で喋って。

進行:それではただいまより、森本コーチと建山コーチの就任記者会見を始めさせていただきます。まずはコーチをお二方よりご挨拶をいただきます。

建:この度北海道日本ハムファイターズの一軍投手コーチに就任いたしました建山です。よろしくお願いします。

新:よし。

森本稀哲コーチ(以下、森):北海道日本ハムファイターズ外野守備走塁コーチに就任します森本稀哲です。よろしくお願いします。

コーチに就任した今の気持ちは
建:本当に、ちょっとファイターズが今低迷期にいる中で、なんとか新庄監督のもとでチームを再建させたいという強い思いで就任することになりました。

森:あの、どうかな。なんかワクワクが強すぎてひどいです。もう(笑)。以上です。

…今ですよね、めっちゃワクワクしてます。

新:ちょ、待って、あなたたちトークのプロやろ。しっかり喋ってや。もう10何年やってるでしょ。今日は俺は聞く側に回るから。

森:今の気持ちをね、聞かれたので。

(新庄監督に)コーチ就任の経緯と2人と話したこと
新:話せる範囲で、俺は去年、監督になってほしいと言われて、すぐに オファーを出して断られました(笑)。この2人は必要だと、この2人がいないとチームは良くならない 。で、1年間口説いて、やっとこの場所に座ってもらいました、嬉しいです。はい。

それぞれのコーチに期待すること
新:いや、もう全てですよ。もう全て。稀哲に関しては、現役時代、僕の隣で一緒にね、守備に関しては、ずっと教えてって、その頭っていうのはインプットされてると思うんで、その辺をね、選手たちに伝えてほしいっていうことと、タテに関しては、あの一番期待してるのは、どのポジションにどのピッチャーが入ってくるのかっていうのは、もうものすごく期待してます。楽しみです。はい。

もうだいたいイメージできてるよな。

建: ある程度ね、ある程度。

新:これね、最初はあのタテの思うことを全部聞いて、 まあ反対はないと思うんですけど、それでやってみようやっていうシーズンにはなりますね。

就任要請を受けた時の心境
建:本当にずっとシーズン中も、新庄監督と色々やり取りもしてる中で「本当にタテ来れないの」っていう話はいただいてましたし、その中でコーチっていう仕事は、言われたからって二つ返事で「はい」という仕事ではなくて、やっぱり非常に大変な仕事なんで。

それでも、チームのために、新庄監督のために、なんとかやりたいと思ったんで、熱心に誘っていただいて、ありがとうございますという感じですね、はい。

新:シーズン中はね、俺ピッチャー変えるでしょ。変えたりすると、LINEで「これ変えたのボスですか」って。「あ、これは俺じゃないよ」とかね、あれ、やっぱ気にしてくれてましたね、はい。もうなる気満々でした。嬉しかったです、はい。

森:僕は、今年どのチームでもオファーがもし来たとしたら、もうお受けしようと思ってた中で、 ツーさんから連絡いただいて、一番僕が可愛がってもらった、で、しかも、 今年一番よく見てたファイターズからオファーをいただいたっていうのは嬉しかったですし、それと、同時にもうワクワクが止まんなかったですね、やっぱり。

新庄監督と同じユニフォームを着ることについて
建:今年1年、ずっとファイターズ、新庄さんの野球を見させてもらって、ピッチングコーチがどうあるべきかっていうのも、ある程度イメージしながら見てましたし、やっぱりこれは正直な感想ですけど、新庄さんの元でやるピッチングコーチは大変と思うんですよね。

新:(笑)だよね。

建:それでもまあ色々あの現役時代も、僕も森本さん同様に、ピッチャーとしては可愛がってもらったと思ってますんで、しっかりコミュニケーション取りながら、自分の意見もしっかり言って、最後決めるのはもちろん監督ですけど、自分の意見もしっかり監督とディスカッションしながら、いい投手陣を作りたいと思います。

森:僕は今年も1年見させていただいて、 外野に対する思いが新庄さんがすごい強いのはもちろんわかっていて、だからこそ、どうしてもこう外野のエネルギーがすごくこう注いでしまって、その分やっぱり負担も大きかったのかなっていうのは感じていたんで、そこを僕が少しでも軽減、新庄さんが、例えば他のピッチャーとか、内野とかのチーム全体のところに集中できるようにサポートできることが、僕に一番新庄さんが求められてることなのかなと。

守備に関しては、稲葉さんもいますし、新庄さんと3人でこう外野手をみんなで育てていきたいという思いはありますけど、まずは監督ですから、チーム全体のエネルギーをもっと注げればいいかなとは思いましたね。

新:サードコーチャーですから。サイン覚えれる?

森:めちゃくちゃ多いって聞いて。

新:(笑)ね、そりゃ、そうでしょう。

でもね、あの走塁のセンスがめちゃくちゃあったから、回すタイミングとか絶妙に、多分そういう風にガーってね。アウトのタイミングでも、回してセーフにさせるようなコーチなんで、期待してますよ。アウトになったら変えます。

森:迷って回す、みたいな。どっちやねん!みたいな。

新:まあね、攻めさせます。はい、回さなかったら怒るかもしれないし。

ファイターズを外から見て、今季の印象と変えたいところ
建:本当に今シーズン、ファイターズの投手陣においては、リリーフの防御率も良くなかったですし、 それぐらいの数字で収まる投手じゃないのになっていうピッチャーはやっぱり見ててたくさんいました。そういうピッチャーをいい方向に持っていくのが、僕の仕事でもありますし、チーム全体としては本当に明るい雰囲気で、これだけコロナ禍でありながら、札幌ドームがファンであれだけ湧いたっていうのも久しぶりに感じましたし、そういういい雰囲気で野球やってるなっていうのを感じてたんで、それを崩さず強い投手陣に作れたらいいなと思います。

防御率を上げるために考えていること
建:単純にフォアボール減らすっていうことは、もう絶対大事になってくるんですけど。具体的にどうやっていけば、フォアボールって減るのかなっていうのをね、しっかり選手とコミュニケーション取りながら、あとはもうピッチャーはもちろん、個々の技術が大事になってくるんで、そのマウンドでの気持ちの持ちようとか、 ちょっとこういう風にするだけで抑えられるんだよっていう、そういうコツみたいなものをね、みんないいボール投げるんで、まあ教えていければいいなと思います。

今季の印象と変えたいところ
森:まず、今年大きく変わったのは、シートノックが大きく変わったなと思っていてて、それは今年、新庄さんが守備の意識を高めろということが選手に浸透してる証拠かなと。正直、去年までのファイターズのシートノックは、 12球団で一番だらしないシートロックだったなって印象があったんですけど、今シーズンは12球団トップのシートノック、ファンが入ってる中で「見せる」、結果的にそれが「見せるプレー」になってるなというその変化は、1年間で見させていただいて、すごいなという成長を感じました。

今年はその外野手の意識、野手の意識っていうのを変えてくれた中で、じゃあ、次はそれを今度か勝ちにつなげるチーム作りっていうのを、来年は勝ちに行くんで、それを自分がどこまでサポートしていけるか。正直僕は能力がめちゃくちゃ低い中でレギュラーになれたんで、ファイターズの今の選手たち、今年は、ツーさんも言ってましたけど、その綺麗にヒットを打てと、ホームラン打てって言ってるわけじゃなく、とにかく思い切ってやってくれっていう指示を出してる中で、まだまだこう結果を恐れて、途中で変えられたりしてる選手がいたんで、それはすごいもったいないなと思ってるんで、どうにかこう今いる選手たちが思い切ってプレイできるような環境にしてあげたいなという風に思います。

新庄イズムを受け継ぐ森本コーチは若い選手にどんなことを教えていきたいか
森:若い子たち、教えるですか。なんか、一緒にうまくなっていきたいなっていうのがあって、どうせ失敗するなら思い切ってやろうぜっていうような、そういう雰囲気、だから、それは失敗しろっていうわけじゃなくて、結果的に成功するってことなんですけど、こう結果を気にせずにやらしてあげたいなっていうのはあります。

新:そうそう。ね、守備なんだけど、攻める野球を稀哲はしてきてたし、できてたんで、 そういうところをしっかりね。一気に言うと選手は頭がこんがらがるんで、少しずつ少しずつ、できたら褒めてあげる。 できなかったら、練習でうまくならせるっていうね。

稀哲ががすごい練習してたんで。そんなに元々うまい選手じゃなかったから。で、僕の隣でシーズン通して見ながら覚えていった選手だから、その辺は多分すごい優秀なコーチになると思いますよ。

ファンはパフォーマンスも気になるのでは
新:まあ、タイミングが合えばねしていきたいし、そんなあの、しないとかするとかいうね、俺たちね、いつもじゃあやろうかっていう感じで、 あの被り物とかも俺が用意してて、その日にはいかぶるぞ、やるぞ、と。だから、選手にもやらしてていいと思うんですよね、うん。 まあまあそのタイミングですかね、はい。

来年パフォーマンスとかどうとかいうより、俺、今年1年、オープン戦、長いオープン戦を1年やってきたっていう意識なんで、本当に来年はこの2人が入ったことによって、本当に優勝しか目指さないですし、2人もそういう気持ちだろうし、まあ優勝させたいっていう気持ちが強いよね。

日本一?リーグ優勝?

建:日本一。

新:そうね、今年のね、日本シリーズ見てても、 オリックスさんが優勝して、シーズン中オリックスと戦って、そんなにね、歯が立たないチームじゃないんですよ。

何が悪かった?

建:はい?

新:オリックスと戦って負けてはしまったんだけど、やっぱり、ここぞっていう時のピッチャーがちょっと良くなかったかなっていう印象はあるんですけど。

建:確かにそうですねね、オリックスとの差はそんな感じでしたね。

新:そこだけなんだよ、そこだけなんですよ、はい。意外とね、打ってくれたしね、100本打つと思わなかった俺は、このチームが。ピッチャーに関してはガラッと変えてほしいなっていう期待はしてます。

ファイターズファンにメッセージ
建:そうですね、まあ、あの、本当に新庄監督の元、来季ファイターズ本当に日本一を目指してますし、本当その一員となって、みんなのこう手助けができるように頑張りますんで、温かく見守っていただけたらと思います。

森:やるのは選手なんですけども、まず僕も含めて、とにかく楽しく、 練習も試合もやっていきたいと思ってて。で、楽しいっていうのは、僕らは現役の時もそうでしたけど、結構こうチャラチャラしてるとかってイメージあったかもしれないんですけど、それも実際あったかもしれないんですよね。実際あったと思うんですけど、ただ、じゃあ、ここみんなで集中してシートロックやるぞって言った時に、いきなりスイッチ入るような、こう強弱をちゃんとできるような、ただ、なんかワイワイ楽しくてじゃなくて、そこをなんかキュっとこう締めていけるようなチームに、僕自身もそういう風にコーチとしてもやっていきたいと思います。そういうところを見て、またファンの方たちも楽しんでいただけると思いますんで、ぜひ見に来てほしいなと思います。

新:1つ聞きたいのは中4日ってあるの?

建:球数に余裕があれば。

新:あれば。お。

中4日野球したいっすよね、本当に。昔はね、まあメジャーを例えにしたくないけど、やっぱりいいピッチャーを中4日で投げさせたいっていう気持ちはあるね。

森:でも、中継ぎピッチャーがやっぱ大事になってきますよね。

新:そうそう…中継ぎいんねんって。おるって!若い子でいるんや。

森:(建山コーチの方を見て)ピッチングコーチいるか。

新:今、若くて伸び盛りの時にタテがどういうふうに教えて化けさせるか、そこはほんと楽しみですしね。プレッシャー?

建:プレッシャーですね。

新:そのプレッシャーがまた楽しいよね。

会見動画:https://www.youtube.com/watch?v=lrZwY-8Cf9I