by NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben

地球に接近する小惑星や彗星(すいせい)に、制御した宇宙船をわざと衝突させて軌道をずらし地球を守る技術に関する世界初のミッション「DART」が行われることになりました。

NASA Invites Media to Witness World’s First Planetary Defense Test | NASA

https://www.nasa.gov/press-release/nasa-invites-media-to-witness-world-s-first-planetary-defense-test



DARTは2017年に承認を受け、2022年に実験を行うスケジュールで進められてきました。

地球に接近する小惑星に宇宙機を衝突させて地球を守る方法の検証実験をNASAが2022年に実施へ - GIGAZINE



NASAが最終的に目指しているのは地球の脅威となる小惑星や彗星の軌道をずらす技術の確立ですが、テストミッションであるDARTでは、地球に脅威を与えない小惑星の軌道をずらせるかどうかの検証が行われます。

DARTの対象は、地球近傍小惑星の1つで直径約780mの「Didymos(ディディモス)」の周囲を回っている直径約160mの「Dimorphos(ディモルフォス)」です。

DARTがディモルフォスに衝突することでずれた連星の軌道と、シミュレーションの結果を比較することで、DARTの有効性の評価と、将来的な地球防衛シナリオにどのように適用するのが最善なのかという検討、そしてシミュレーションが実際の挙動をどれぐらい反映しているのかという正確性の評価が行われます。

宇宙船のディモルフォスへの衝突は現地時間2022年9月10日19時17分の予定です。