グウィネス・パルトロウ

 20代で栄えある映画賞を受賞し、トップ女優の仲間入りを果たしたグウィネス・パルトロウ。ところが、いつしか「米芸能界一の嫌われセレブ」と言われるほど、世間からの風当たりが強くなったことで、俳優業と距離を置くことに。その後、自身が立ち上げた事業に専念して成功をおさめたものの、「私のアソコの匂いがする」という名のキャンドルや高級おむつなど、妙な商品を次々と販売し炎上している。

◆人々は私をけなしまくり、大いに楽しんでいた

 1998年の映画『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したグウィネス。若手実力派女優として認知されるようになった一方で、自身に対する人々の扱いが変わったと感じていたという。先日出演した米TV番組『トゥデイ』で、女優業から退き、自身のビジネスに注力した理由についてこう答えている。

「おそらくアカデミー賞を受賞した頃だったと思うけど、私への興味や好奇心、応援といったものすべてが覆された。人々は私をけなしまくって、それを大いに楽しんでいた」

 ただ、その経験がきっかけとなり、自身のライフスタイルブランド「グープ」の立ち上げに繋がったとも語る。

「それが結果的には、自分が何者であるかを知るための、本当に良いレッスンになったと思う。愛する人を愛すること。完璧に正直でいること。他の人たちなんてクソ食らえって感じよ」

◆上から目線の発言を連発し「最も嫌われているセレブ」に

 気が付けば、人々から冷たい視線を向けられるようになっていたグウィネス。2013年には米誌『Star』が発表した「最も嫌われているセレブ」ランキングで1位に選ばれた。そのランキングには、お騒がせタレントや暴力沙汰を起こしたことがある人物の名前も挙がっていたが、そういった問題行動が多いセレブよりも、世間から嫌われる存在になってしまったのだ。では、そこまで好感度が低くなってしまった理由は何だったのだろうか?

 グウィネスの場合、特に大きなスキャンダルがあったわけではないものの、「映画スターの仕事は、普通のオフィスワークよりも大変。長時間労働だし、子供たちと離れ離れになってしまうから」「私は私よ。年収25000ドル(約330万円)の人のフリなんかできないわ」などと高飛車な発言を連発。その一般的な感覚からかけ離れた言動で大きな反発を招き、業界内でも「一緒に働きたくない有名人」と悪評が囁かれるようになった。

 そんなグウィネスを諫めたのが、今は亡き大物プロデューサーの父ブルース・パルトローだったという。女優として売れ始めた頃、周囲からチヤホヤされ、「自信過剰になっていた」というグウィネス。そんなとき、父ブルースから「『お前、おかしくなってるぞ。お前のやっていることは、まるでアホみたいだ』とキツイ言葉で注意された」と2018年のインタビューで語っている。

◆「私の女性器のような香り」キャンドルで女性を勇気づけたい

「失敗から色々なことを学んだ」というグウィネス。2008年には、自身のライフスタイルを発信する週刊ニュースレター「グープ」をスタート。その後、コスメやキャンドルをはじめとしたグッズを次々と販売。さらにネットフリックスのドキュメンタリーシリーズにまで手を広げ、一大ライフスタイルブランドへと成長させた。

 ただ、「グープ」の商品のなかにはキテレツなものが多く、インチキと批判されることも。特に、「性的なエネルギーを高める」などと効能をうたっていた「膣用の卵」は、科学的根拠に欠けると消費者団体などから告発される事態になった。

 2020年には「This Smells Like My Vagina」、日本語で「これは私の女性器のような香り」とネーミングされたキャンドルを発売。その奇抜すぎる商品に困惑する人が続出した。このアイテムについて、グウィネスは番組『トゥデイ』のなかでこう語っている。