余政達氏とシンガポールのアーティストとのパフォーマンス・デュオ「西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ)」=台北駐日経済文化代表処台湾文化センター提供

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(東京中央社)愛知県で30日に開幕した日本で最大規模の国際芸術祭「あいち2022」に台湾のアーティストが参加している。同祭での作品の展示を通じ、台湾のソフトパワーを発信する。

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターによれば、参加している台湾のアーティストは黄心健氏、許家維氏、余政達氏の3人。新型コロナウイルスの影響で、訪日はかなわなかったものの、創造的な作品を披露している。

黄氏は米国のアーティストと共同で、映像インスタレーションにVR(仮想現実)を組み込んだ作品を出品。「トゥー・ザ・ムーン」と題された同作では、壁と床の4面に宇宙のイメージを投影し、観客を迫力ある映像と音楽で包み込み、月面の旅へといざなう。

許氏もVRを使い、愛知県の歴史を紹介する「土の工藝」などを展示。余氏は、シンガポールのアーティストとのパフォーマンス・デュオ「西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ)」として、空間全体を使ったインスタレーションを展開している。

(楊明珠/編集:楊千慧)