設定から5年足らずで4倍超の「グローバルAIファンド」、ポートフォリオのEPS成長率20%超を堅持で更なる基準価額の水準へ
滝沢 運用チームとしては、FRBがインフレの高騰を放置せずに、テーパリングや利上げに向けた動きを見せ始めたことについて、前向きに捉えています。インフレ高騰への懸念が落ち着き、FRBが適切に対処することで、長期金利が急騰するリスクは低減されると見ています。
過去においても、長期金利が急騰した局面では一時的にテクノロジー関連銘柄が調整したこともありました。しかし、過去のFRBのテーパリングや利上げ局面、もしくは、長期金利の緩やかな上昇局面では、テクノロジー関連株は堅調な推移を継続しており、他のセクターをアウトパフォームしている局面も多くありました。また、今年に入ってからの金利上昇によって高成長銘柄の株価が一時調整した一方で、非常に高い業績拡大は続いており、いくつかの銘柄ではバリュエーションも下がってきました。このため、テーパリングを警戒して株価が下げるような場面があれば、相場環境、バリュエーション的にも、むしろ良い買い時になるのではないかと考えています。
――ファンドは設定から5年足らずで基準価額(分配金込み)が4倍に値上がりし、さすがに、このスピードで今後も上昇することは難しいのではないかという見方をする人も少なくないと思います。現在の基準価額の水準についてどう考えますか?
滝沢 各年末のトップ10銘柄の変遷を見ると、同じ銘柄をずっと持ち続けているわけではなく、その時々で魅力的な銘柄に入れ替えているのがわかります。株式市場の変動幅が大きく、様々な要因で株価が動く中で、各銘柄のウェイトをアクティブにコントロールすること、そして、常に新規で魅力的な銘柄発掘を行うことが重要になってきています。
一方で、直近もトップ10に入っているテスラやロク、スクエア、スナップなど中長期で高い成長が期待出来る銘柄は、機動的にウェイトを調整しながらも、コア銘柄として長期で保有を継続しています。このように、長期でAI(人工知能)産業の大きな成長を捉えることを目指しながら、その時々にスポットライトがあたる旬な銘柄にもしっかり投資している柔軟な態度が、ファンドの継続的に高いパフォーマンスを支えていると思います。
田村 ファンドのポートフォリオの回転率は年率100%くらいになっています。1年間で全ての銘柄が入れ替わっているイメージです。実際には、テスラやロクなど長期で保有している銘柄もありますが、その銘柄もじっと持ち続けているのではなく、状況に応じて保有比率を見直しています。中小型株ファンドに多い、成長銘柄を発掘して長期保有するという運用態度とは大きく異なっているのが、当ファンドの特徴です。
