今シーズン「最悪のローン移籍」ワースト5

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選手の取引をする際に選択される「期限付き移籍」。保有権を売ることなく違うチームに貸し出すという取引だ。

契約が残っている余剰戦力の放出や、まだ出場機会が少ない若手の修行など、様々な要因によってその移籍が選択される。

今回は『Sportskeeda』から「今シーズン行われてきた中で最悪のローン移籍」ワースト5を特集する。

ドウグラス・コスタ

クラブ:ユヴェントス

ローン元:バイエルン

アンドレア・ピルロ監督が就任したユヴェントスで余剰戦力とみなされてしまったドウグラス・コスタは、今シーズンの終わりまで欧州王者のバイエルン・ミュンヘンへと復帰することになった。

ただ、彼は2度目の所属で思っていたほどの影響力を発揮していない。全公式戦で6試合にしか先発しておらず、1ゴール1アシストに留まっており、期待ほどの繁栄を見せていない状態だ。

ダニ・セバージョス

クラブ:アーセナル

ローン元:レアル・マドリー

ダニ・セバージョスはアーセナルで2年目のローン移籍を経験している。それはかなり厳しい経験になっており、アーセナルが直面している悲惨な状態ともリンクしている。

彼は実際アーセナルの中ではまともな方であるが、アシストは1つしか決められず、クリエイティブなプレーを発揮できずにいる。それはミケル・アルテタ監督が考える哲学との不適合であり、今季終了後に彼が購入されるかどうかは疑わしいものがある。

ミシ・バチュアイ

クラブ:クリスタル・パレス

ローン元:チェルシー

まだチェルシーの保有選手であることを忘れている人もいるだろう。27歳のベルギー人FWバチュアイは過去に大きな期待をかけられてきたが、なかなかそれに応えられていない。

シーズンを通して活躍できる9番とはみなされず、チェルシーからクリスタル・パレスへとローン移籍した。ウィルフリード・ザハとともにゴールを導くアタッカーになることを期待されたが、それも裏切っている。

今季のプレミアリーグではわずか4回の先発出場となっており、その中で1回のアシストを決めたのみ。おそらくシーズン終了後はチェルシーによって販売されるだろう。

久保建英

クラブ:ビジャレアル(※すでに契約解除)

ローン元:レアル・マドリー

すでにビジャレアルへのローン移籍は解除となっているが、その前半戦は「誰にとってもうまく行かなかったもの」であったことは周知の事実である。

ビジャレアルでリーガでの先発出場は2回しかなく、ほとんどは終盤のベンチスタート。ヨーロッパリーグではクオリティを示していたものの、ビジャレアルはこの冬にレアル・マドリーへ返却することを選んだ。

久保建英はその後貸し出されたヘタフェで再び輝きを見せており、早めの決断がいい方向に向かっているようだ。

ギャレス・ベイル

クラブ:トッテナム

ローン元:レアル・マドリー

レアル・マドリーからトッテナムへとローンで復帰することになったベイル。かつてのヒーローの帰還にファンは湧いたが、ピッチ上でそのような喝采が送られることはない。

ヨーロッパリーグでのレギュラーという中途半端な役割に収まったベイルは、これまで6試合で1ゴールしかしていない。プレミアリーグでは1試合しか先発していない。

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その復帰がどのように機能するか不安があったことは間違いないが、楽観論がそれをかき消していた。しかしこれはあらゆる面で恐ろしいローン獲得になっており、時を戻せればトッテナムはおそらくベイルを受け入れないだろう。