節約しなければいけないと分かっていても、つい「少しくらいなら...」と散財してしまうのはありがちな話。その結果、次の給料日まで食費を切り詰めざるを得なくなった、そんな経験がある人も多いかもしれない。

では、そんな「金遣いが荒い人」が多そうなイメージがある都道府県はどこだろうか?

やはり収入が高い分派手にお金を使う人が多そうな都心部だろうか。それとも、逆に地方の人々の方がお金に頓着しない気質なのだろうか。

Jタウンネットではそんな疑問に答えるべく、2019年9月27日から20年12月21日までの期間、「金遣いが荒そうな人が多い都道府県といえば、どこ?」という質問で読者アンケートを行った(総得票数:666票)。

はたして、その結果は──。

2位は「東京」、3位は「沖縄県」



上の図表をご覧の通り、愛知県が全体の23.6%を占める157票を獲得し1位、東京都が全体の23.3%を占める155票を獲得して2位となった。僅差で愛知が上回ったものの、ほぼこの2地域のツートップ状態だ。

愛知に票が集まったのは、やはり「派手好き」な名古屋人のイメージからだろうか。また、巻き髪やお嬢様風のファッション、そしてブランド志向で注目を集めた「名古屋嬢」の存在が、今回の結果に影響したのかもしれない。

こうした愛知県民の派手好きなイメージについて、ツイッターで調べてみると、

愛知県は結婚式を派手にたくさん友人を呼んで行わなければならないという謎の風潮がある」
「名古屋って派手よね」

といった声が見つかった。

東京は、やはり都心部ということで収入が高い人が多く、お金の使い道も多いので金遣いが荒い人が多い、というイメージを持たれているのかも知れない。

次いで、3位は47票(7.1%)を獲得した沖縄、4位に44票(6.6%)獲得で福岡、5位神奈川・大阪(40票、6.0%)と続いた。

沖縄は、なんとなくのんびりとした住民が多いイメージがあるからか、お金に対しても大らかそうと思った人が多いのだろうか。福岡県は九州でも随一の都会であることに加えて、クラブやキャバクラが集うネオン街・中洲の存在が得票の一端を担った形だろうか。

東京と肩を並べる大都市の大阪が5位というのは少々意外な気もするが、商売上手な人が多そうなイメージから、逆にお金の管理はしっかりしてそうと考える人が多かったのかも知れない。

11位以下の結果は...

以下に今回の調査で11位以下となった地域もまとめた。読者の皆様の地元は何位だったろうか。





ワースト1位となったのは岩手県、奈良県、山口県、徳島県の4地域。いずれも県内外ともに1票も得られずという結果に終わった。それだけ「計画的にお金を使える人が多そう」と思われていることなので、嬉しい結果かもしれない。

もちろん、今回の調査で下位の地域在住でも「自分、金遣い荒いです......」という人もいるだろう。反対に、上位になった地域にお住まいの方でも「自分はしっかり節制できてるよ!」という人もいるはずだ。

周囲の環境に流されず、きちんと自分の身の丈に合ったお金の使い方を心掛けたいものである。