長澤まさみの憔悴 コンフィデンスマンJP終わらせたいと吐露
竹内結子さん(享年40)が亡くなって数日がたった10月上旬の昼下がり。都内の路上をうつむきながら歩くのは長澤まさみ(33)。その表情からはひどく憔悴している様子が伝わってきた。
長澤は竹内さんの遺作となり、現在も公開中の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』で主演を務めている。同作の製作関係者は言う。
「竹内さんは表裏のない姉御肌で、手の込んだ洋菓子などをたびたび差し入れてくれ、スタッフと共演者から愛されていました。わずか2カ月の間に共演した三浦春馬さん(享年30)に続いて竹内さんも亡くなってしまい、みんな大きなショックを受けています」
同作で共演した俳優の小手伸也(46)は竹内さんの訃報が流れた9月27日、SNSでこうつづった。
《だめだ、言葉が見つからない、みんなにLINEしたらいいのかな? 僕から? 誰のために? 心配するふりをして落ち着きたいのは自分だろ、悲しい、でももっと悲しんでる人がいる》
竹内さんが演じたのは、長澤演じるダー子が尊敬する美しき詐欺師・スタア。昨年公開された映画第1弾の『ロマンス編』に続いての出演だった。長澤は現実でも竹内さんへの憧れを長年抱いていた。
「2人が初めて共演したのは’03年1月に公開された映画『黄泉がえり』。当時デビューまもない長澤さんに、竹内さんは現場で常に優しく接したのです。それ以来、長澤さんは18年間、竹内さんに憧れ続けてきました。
実は『コンフィデンスマンJP』映画化に際して、長澤さんは竹内さんとの共演を熱望したそうです。最初に一緒のシーンを撮影するとき、竹内さんの出演映画をほとんど見ている長澤さんは『あの映画はよかったですよね!』と話して、2人で大盛り上がり。“憧れの竹内さん”と話しているときの長澤さんはいつも以上にキラキラしていました」(映画関係者)
長澤のショックは周囲の想像をはるかに超えているという。
「製作サイドと長澤さんは『コンフィデンスマンJP』を『男はつらいよ』のようなずっと続くシリーズにしたいと考えていました。しかし、長澤さんは『もう3で終わらせたい……』とこぼすほど落ち込んでいるそうです。これ以上の続編は難しいかもしれません」(製作関係者)
「女性自身」2020年10月20日号 掲載