中国メディアの今日頭条はこのほど、上海のホテル「世茂深坑洲際酒店」を紹介する記事を掲載し、このホテルは「日本人が掘った88メートルの大穴を活用して建設された」ものであり、世界の奇跡とも呼ぶべきホテルであると主張した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの今日頭条はこのほど、上海のホテル「世茂深坑洲際酒店」を紹介する記事を掲載し、このホテルは「日本人が掘った88メートルの大穴を活用して建設された」ものであり、世界の奇跡とも呼ぶべきホテルであると主張した。

 記事は世茂深坑洲際酒店について、同ホテルはドバイのデザイナーズ・ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」のデザイナーによってデザインされたと紹介。しかし、ブルジュ・アル・アラブが「海の上に浮かぶ」かのようなホテルであるのとは全く対照的に、世茂深坑洲際酒店は「地面の下」に建築されたホテルであると説明した。

 このホテルが建築されたのは深さが88メートルもある採石場跡地であり、かつて旧日本軍が「88メートルも掘った大穴」であると紹介。設計に7年、工事に8年、また20億元(約308億円)を費やして完成したホテルであり、「傷跡が世界レベルの宝になった」という点で貴重なホテルだと論じた。

 記事は、採石場跡地は日本が88メートルも掘ったと主張しているが、実際は旧日本軍によって利用されたことはあっても、実際には88メートルの穴が掘られたのは戦後に中国企業が行ったことのようだ。終戦時にはまだ海抜20メートルほどの小山だったが、中国の都市建設や経済発展に伴う石材需要が日ごとに大きくなり穴の面積が次第に拡大、日ごとに深さを増していき、遂には88メートルの大穴が形成されたというのが真実のようだ。

 この記事に対して「この種のホテルで本当に快適に過ごせるのか?」と疑問を提起する声もあったが、同ホテルの景観は確かに独特で素晴らしいものがある。採石場跡地の大穴を活用するというアイディアによって生まれたホテルの景観はある意味で唯一無二といえそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)