香川真司、初フル出場で好機に絡み存在感…サラゴサは2連勝で2位浮上

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 セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第4節が8日に行われ、MF香川真司が所属するレアル・サラゴサはアウェイでアルコルコンと対戦した。香川はトップ下で4試合連続で先発出場した。

 サラゴサは12分、ラファエル・ドワミーナが相手ペナルティエリアに流れたセカンドボールにいち早く反応。左足ワンタッチでゴールに流し込み、先制点を挙げた。36分には、香川のCKからカルロス・ニエトがヘディングシュートを放つが、これは枠の右外。40分にも香川のクロスからカルロス・ビガライが右足ダイレクトで合わせたが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 その後も攻勢を続けるサラゴサは42分、GKクリスティアン・アルバレスが自陣のFKで前線へボールを送ると、相手守備陣の隙を突いたルイス・スアレスがGKをかわし、体勢を崩しつつも左足で押し込み、追加点を決めた。

 後半に入ると膠着状態が続き、87分には香川のスルーパでドワミーナがエリア左に抜け出したが、シュートは枠を捉えず。それでも90分、カウンターで一気に攻め上がり、イニゴ・エグアラスのパスで右サイドに開いた香川がヒールパス。これをドワミーナ、エグアラスがリズム良くつなぎ、最後はエリア右に走り込んだビガライが右足シュートを沈めて試合を決めた。

 サラゴサは敵地で3−0の快勝を収めて2連勝。開幕4試合無敗で2位に浮上した。香川は移籍後初のフル出場を果たし、チャンスに絡んで存在感を放った。

 次節、サラゴサは15日にホームでエストレマドゥーラと、アルコルコンは14日にアウェイでポンフェラディーナと対戦する。

【スコア】
アルコルコン 0−3 レアル・サラゴサ

【得点者】
0−1 12分 ラファエル・ドワミーナ(サラゴサ)
0−2 42分 ルイス・スアレス(サラゴサ)
0−3 90分 カルロス・ビガライ(サラゴサ)