セメント大手からタロコを守ろう 先住民らが鉱山への道路封鎖/台湾
花蓮県では、政府の許可を得たアジアセメント(亜洲水泥)が1973年から石灰石を採掘している。採掘は環境破壊の側面があり、山肌はむき出しに。付近にある有名な景勝地、タロコ峡谷の景観への影響も懸念される。本来、採掘権の期限は11月22日で切れることになっていた。しかし3月に2037年までの延長が決まっており、23日は延長された20年の第1日目だった。
現行の鉱業法は、採掘権の期限を繰り返し延期できるほか、土地所有者の同意がなくても賃貸料などを預け入れさえすれば採掘が可能になるなど、業者に有利な内容がある。政府は法改正には前向きの姿勢を示しているものの、実現のタイムテーブルは明確になっていない。
道路封鎖の抗議活動を受け、経済部の沈栄津部長は同日、鉱業法の改正については各界から意見を募った上で行政院(内閣)に報告するつもりだと説明した。
(李先鳳、廖禹揚/編集:塚越西穂)
