今年10月から、朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)木曜日のメーンパーソナリティを務めているココリコ田中直樹(45)。いま、仕事の勢いがとてつもないと業界内で評判だ。

「じつはお笑いだけでなく、俳優として引っ張りだこなんです。まだ公表されていませんが、読売テレビ系で来年1月にスタートする連続ドラマの主演も内定しています」(テレビ局関係者)

今期も話題の連ドラ『砂の塔』(TBS系)に出演中の田中。今年だけで4本のドラマに出演し、主演映画『だCOLOR?〜THE脱獄サバイバル』も公開された。

「もともと謙虚なうえに、現場でも緊張しやすい性格で、クランクインまでに自分なりに勉強を重ねて、役作りを完璧にしてくるんです。そんな努力の積み重ねが、いつの間にか“名優”として評価されることにつながっているんだと思います」(ドラマスタッフ)

ただ、あまりに好調な俳優業の陰で、一部からこんな危惧の声が出ているという。

「もともと彼はフリートークが苦手で、ドラマや映画に出始めたのも、バラエティ番組で前に出るのに必要な“度胸”をつけようと思ったから。彼自身は、つねに“お笑い芸人”でいようと、多忙ないまもネタ作りを欠かしません。でも皮肉なことに、お笑いでの成功のために始めた俳優業に力を入れすぎて、どんどん目指す“お笑い芸人”から遠ざかっていますね。このままでは、ただのバラエティタレントで終わってしまうかもしれません。 あの片岡鶴太郎さんのように、俳優なんだか、芸人なんだか、芸術家なんだか、本業がわからない人になってしまうんじゃないかと……」(お笑い関係者)

相方の遠藤章造(45)との“格差”も広がって、2人の仲にも影響するのではと危惧する声もあがるほど。なんとも贅沢な“売れすぎる悩み”。田中はうまく“二足のわらじ”を履きわけていけるのだろうか――。