背番号「10」の系譜 〜レアル・マドリー編〜

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サッカー選手にとって、背番号「10」は特別なナンバーだ。

『背番号「10」の系譜』というこのシリーズでは、特定のクラブチームで10番を背負ったレジェンドたちを順番に紹介していく。

なお、紹介するのは現在から遡って6人目までの選手。今回はレアル・マドリー編だ。

ルイス・フィーゴ(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#10:2000 - 2005年

長いサッカー史を紐解いても、「禁断」という言葉がこれほどしっくり来る移籍があっただろうか。2000年7月、バロンドールを獲得しバルセロナの中心的存在でもあったルイス・フィーゴはレアル・マドリーへと移籍した。与えられた背番号はもちろん10番。“銀河系軍団”と呼ばれるチームで数々のタイトルを獲得し、加入2シーズン目には自身初となるビッグイヤーも手に入れた。フィーゴがクラブチームで「10」をつけたのはマドリー時代だけである。

ロビーニョ(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#10:2005 -2008年

サントス時代、ジエゴとのコンビで世界的に注目されたロビーニョ。2005年、フィーゴの後継者としてレアル・マドリーに加入した。守備の不安からベンチに追いやられた時期もあったが、出場した試合では持ち前のドリブル突破で自分の価値を証明。2006-07シーズンからのリーガ連覇に貢献した。しかし2008年、4300万ユーロという破格の移籍金でマンチェスター・シティへと去って行った。

ヴェスリー・スナイデル(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#23:2007 - 2008年
#10:2008 - 2009年

デイヴィッド・ベッカムが背負ったことで知られる23番を受け継いだスナイデル。加入1年目で30試合に出場し9得点をあげるなど存在感を見せ、2シーズン目以降には10番を手渡された。しかし、2009-10シーズンに監督に就任したペジェグリーニからは事実上の戦力外通告を受け、インテルへ。ジョゼ・モウリーニョの下で攻撃のキーマンとして大活躍し、チームの三冠に大きく貢献した。

ラサナ・ディアラ(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#6 :2009年
#10:2009 - 2010年
#24:2011 - 2012年

「NEXTマケレレ」というその異名の通り、ラサナ・ディアラは攻撃の芽を摘むことが得意な守備的MFである。しかし2009年にポーツマスから加入すると、なんと翌シーズンには10番をつけることとなる。その選択に驚きを隠せないファンもいたが、2年間にわたってこの番号をつけ続けた。マドリー退団後はアンジ・マハチカラやロコモティフ・モスクワを経て2015年にマルセイユへ加入するが、ここでも10番を選んでいる(1年目はUEFA大会のみ)。

メスト・エジル(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#23:2010 - 2011年
#10:2011 - 2014年

2010年ワールドカップでの活躍と、ブレーメンでの驚異的なパフォーマンスが評価され2010年にマドリー入りしたエジル。初年度こそ23番をつけたが、2シーズン目からは10番をつけてプレーした。そのアシスト能力はリーガでも冴え渡り、2011-12シーズンには4季ぶりとなる優勝に貢献。セルヒオ・ラモスとの仲の良さも話題となったが、2014年のワールドカップ後にアーセナルへと活躍の場を移した。

ハメス・ロドリゲス(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#10:2014年 -

ワールドカップ得点王という肩書きを引っさげ、ハメス・ロドリゲスはレアル・マドリーに加入。初年度から期待に違わぬプレーを発揮し、献身性に加えリーグ13得点と得点力も見せつけてみせた。しかし、2015-16シーズンは中盤での序列が下がったことによりプレー時間がやや減。苦しいシーズンを送ったことからこの夏の移籍も囁かれたが、なんとか残留を決めている。