近年、北朝鮮から脱出して韓国に亡命する脱北者は減少傾向が続いている。韓国統一省によれば、今年上半期に韓国に入国した脱北者は105人で、昨年と概ね同じ水準だった。韓国に入国した脱北者数は2003〜2011年、年間に2000〜3000人の水準だったが、金正恩政権が本格始動し、脱北者への厳罰が強化された2012年以降は年間平均1300人台に減った。さらに、コロナ禍の国境封鎖の影響で2021年と2022年の入国者数はそれぞれ63人、67人だっ