三菱が新型「パジェロ」を極秘初公開!? 「デカい!」「高級感がスゴい」 7年ぶり復活の“実車”を目撃したファンのリアルな生の声とは
マスコミはシャットアウト! 実際に新型「パジェロ」を見た幸運なファンの声とは!?
三菱自動車工業(以下、三菱)は、2026年5月29日におこなった「新中長期ビジョン」発表において、三菱を象徴するクロスカントリーSUV「PAJERO(パジェロ)」を7年ぶりに復活させると正式に表明しました。
実車のお披露目はこれからで、今秋に世界初公開される予定だといいます。
【動画】新型パジェロは「どんなクルマ」になる!? 徹底解説を動画で見る
しかしこれに先駆け、三菱ではごく一部のユーザーに対して秘密裡に実車を公開しました。
その秘密の見学会がおこなわれたのは、5月29日から31日まで実施された毎年恒例のファンイベント「三菱スターキャンプ2026 in 朝霧高原」(静岡県富士宮市)の会場です。
しかも実際に見ることができたのは、来場者の中から抽選で選ばれたごくわずかのラッキーな人たちだけでした。
同日、三菱スターキャンプ2026へ取材に訪れたマスコミ関係者は一切立ち入り禁止となっており、「チラ見せ」すらかなわずという厳重態勢。そんななか、実車を見た来場者の声を聞くことだけは唯一許可されました。
興奮冷めやらぬ、見学者たちの生の声を紹介します。
パジェロは、1982年に初代モデルが登場した本格クロスカントリーSUVです。
三菱は当時、1950年代に警察予備隊(現:自衛隊)に納入された経歴を持つ本格四輪駆動車の「三菱ジープ」を製造し続けていました。
そうしたヘビーデューティな実用車であるジープとは対照的に、パジェロはこれまでにない乗用車テイストの都会的なスタイルと本格的な悪路性能を併せ持つニューモデルとして登場し、大いに注目を集めました。
またパジェロはモータースポーツにも積極的に参加しており、世界で最も過酷といわれる「パリ・ダカールラリー(現:ダカールラリー)」で幾度もの総合優勝を獲得。輝かしい結果を残すとともに、信頼性とともに知名度を残すことになります。
なかでも1991年に登場した2代目は、新車販売台数ランキングで月間1位の記録を出すほどの大ヒット作となりました。
その後1999年には3代目、2006年には4代目が登場。世界170以上の国と地域において4世代累計で325万台を販売しています。
長らく同社のフラッグシップ(旗艦)モデルに位置し、三菱ブランドを牽引する存在でしたが、製造を担当していた岐阜県の子会社「パジェロ製造」が工場を閉鎖することとなり、日本仕様車は2019年9月に惜しまれつつ生産終了しました。
2021年7月には輸出向けの生産も終了したことで、パジェロは初代から39年におよぶ歴史に幕を閉じています。
しかし復活を望むファンの声は大きく、たびたび新型登場のウワサも聞かれるなか、2025年の秋頃に一部の新聞メディアなどで「パジェロ復活」と報道され、その機運は一気に高まりました。
2025年10月の「ジャパンモビリティショー2025」では、三菱の報道向け発表会において、プレゼンテーションの最後に大型SUVの後ろ姿のシルエットが映されたほか、2026年1月1日には、シルエット姿の大型SUVが走行するシーンを収めた動画およびテレビCMを公開し、三菱自身も復活を「匂わせる」動きを徐々に見せています。
そして同月の「東京オートサロン2026」では車名こそ明らかにしなかったものの、加藤 隆雄社長(当時)が、2026年に新型クロスカントリーSUVを投入する計画を明示。今回の新中長期ビジョンにおいて、ようやく正式にパジェロの車名が明かされました。
SNSなどでは「今秋まで待てない」「どんな感じなのかな」とファンの間でも期待が高まるなか、ひと足先に新型パジェロを見た直後の興奮冷めやらぬ参加者からの熱い声の数々を、集めてみました。
1組目:60代夫婦(初代パジェロL型を31年間乗り続けるベテラン)
●Q:初代パジェロ(L型)は、これまでにどれくらいの期間、乗られているのですか?
●A:この車両自体には16年ほど乗っていますが、その前もハタチの頃からL型パジェロにずっと乗っていまして、通算すると31年間になります。
以前はディーゼルのハイルーフ・ロング(同色)に42万キロほど乗っていました。それをレストアするかどうか悩んでいたタイミングで、ちょうど知人が乗っていたこの車両を譲り受ける機会があり、「やれるだけやってみよう」と引き継いだ形です。

●Q:30年以上もの長い間、パジェロに乗り続けたくなる「一番の理由」は何でしょうか?
●A:元々は父親がパジェロに乗っていたという環境もあります。その後、我が家では「パジェロイオ」2台、2代目パジェロのディーゼル(MT)、ガソリンのブリスターフェンダーと乗り継ぎ、弟も2代目のディーゼル(V46)に乗るなど、家族全員がずっと三菱車でした。
ただ、それ以上に「維持できる環境」があることが大きいですね。お世話になっているディーラーさんが、このご時世でも「適切な部品をきちんと替えて、こういう計画でやっていこう」と親身になって考えてサポートしてくれます。
実質的にここ10数年、エンジンのオーバーホール以外は自分でメンテナンスをすべてやっていますが、そうやって自分でいじれる環境にまで育ててくれたのも、ディーラーのおかげだと感謝しています。
●Q:パジェロオーナーにとって、この「スターキャンプ」はどのような存在ですか?
●A:他のユーザーの皆さんがどう楽しんでいるかを見られるのはもちろんですが、メーカーの方々と直接お話しできる機会があるのが素晴らしいですね。
裏方のメインにいらっしゃるスタッフさんの中にも顔なじみがいて、2代目パジェロの話などで「おお、久しぶり!」「あの部品がなくてさ……」なんて、気軽に声を掛け合える関係になれるんです。こういう深いコミュニケーションが図れる場所は、本当に貴重だと思います。
●Q:今日は「新型パジェロ(仮)」のプロトタイプをご覧になったかと思います。往年のファンとして、パジェロの復活に期待することはありますか?
●A:本当にパジェロには復活してほしいですね。今日見た新型は、昔の武骨な「道具」としてのパジェロ(1代目・2代目)の印象からはガラッと変わって、現代的な高級感のあるビジュアルになっていました。
このデザインは好みが分かれる部分もあるかもしれませんが、またあのパジェロが復活するかもしれないと思うと、やはり大きな期待を抱いてしまいます。
2人目:30代夫婦(パジェロ復活を心待ちにする「アウトランダーPHEV」オーナー)
●Q:今回、ベールに包まれた「新型パジェロ(仮)」のプロトタイプを実際にご覧になりましたが、第一印象はいかがでしたか?
●A:いや、まず一言「デカイ、大きい!」という、ものすごい迫力に圧倒されました。事前に噂やシルエットなどは聞いて想像していたのですが、そのイメージを遥かに超えてきましたね。
一時は生産が終了してしまったパジェロが、こうして「本当にまた出るんだな」という実感が湧いてきて、実物を見られた感動がとにかく大きいです。
●Q:特に印象に残ったポイントや、内装の雰囲気はいかがでしたか?
●A:今回、特別に内装も見せてもらった(中に座らせてもらった)のですが、すごく良かったです。
ひとりのクルマ好き、パジェロファンとして、もしこれが許されるならば、今乗っているクルマからすぐにでも「乗り換えたい!」と本気で思わされる仕上がりでした。
●Q:ちなみに、今回のスターキャンプへのご参加は何回目ですか?
●A:初参加です。これまでずっと抽選に外れ続けていたのですが、今回やっと当選して、念願が叶ってここに来ることができました。
(会場の)「ふもとっぱらキャンプ場」自体には来たことがあったのですが、周りを見渡す限りすべて三菱車限定というこの空間は、ものすごい親近感がありますね。
歴代の「デリカ」やパジェロがこれだけたくさん集まっているのを見ているだけでも、本当に飽きないですし楽しいです。
3人目:20代夫婦(「デリカD:5」オーナー)
●A:第一に「大きいな!」というのが率直な感想です。想像していたサイズ感よりも一回り大きく感じました。
●Q:実際に前席に座ったり質感を確かめたりして、最も印象に残った部分はどこですか?
●A:一言で言うなら、非常に高い「高級感」です。
これまでのパジェロが持っていた武骨なアウトドアのイメージというよりは、かなり都会的でスタイリッシュな要素が増しているなという印象を受けました。
デザイン的にもスクエアでたくましいSUVらしさがありつつ、どこか「スーツ姿が似合いそうな、洗練された街乗り感」がありますね。
●Q:ズバリ、この車を「欲しい」と感じましたか?
●A:買えるものなら、本当に欲しいなと思います。ただ、これだけラグジュアリーな佇まいだと、自分のような一般ユーザーが気楽に検討できる価格に収まるのか、というドキドキ感はありますね。高嶺の花というか、憧れの対象になるクルマだなと感じました。
●【奥様からの視点】
夫は「絶対買う」という顔をして吟味していました。
ただ、これまでの我が家のアウトドアライフは「泥んこにして、帰ってきてから一生懸命洗車する」という「パジェロ=主人」のような人生だったので、この新型のピッカピカで高級な仕様を見ると、傷をつけないか今以上に気を使ってしまいそうです。
でももし買い替えることになるなら、頑張って働いてもらわないとですね。
●Q:今回のスターキャンプの感想や、キャンプ場の環境はいかがですか?
●A:スターキャンプへの参加はこれで2回目になります。
今回はお天気にも恵まれて、朝から富士山が綺麗にクッキリと見えていますし、最高の環境の中で楽しめています。さらに、たまたまこうした新型車両のサプライズ(お披露目)にも立ち会うことができて、本当に大満足です。

※ ※ ※
極秘裏のうちに公開された新型パジェロに対し、多くのファンが口をそろえて「大満足」「期待している」と語っていたのが印象的でした。
なお三菱は、5月29日に発表された新中長期ビジョンで「ブランド価値訴求不足」を課題として掲げており、「尖った商品・ブランドの強化」を目指すとしています。
そのなかで、「三菱自動車らしさ」を体現する商品としてパジェロの名を掲げており、さらにパジェロ単体ではなく、「シリーズで投入」することも明かしたことでも話題を呼びました。
かつてパジェロは、小型車の「パジェロイオ」「パジェロジュニア」、軽自動車の「パジェロミニ」などを展開しており、詳細は不明なものの、フラッグシップのパジェロを中心に複数のラインナップが設定されるのは間違いないようです。
新型パジェロ正式発表も含め、今後の三菱の展開に対しますます期待がかかります。
![新型パジェロのティザー画像[2026年5月29日開催の三菱「新中長期ビジョン」発表資料より]](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/5/d5c66_1730_95ae9bd4_33050214.jpg)
