“謎の風邪”が愛知にも? 名古屋の小児科にせきなどの患者 「ヒトメタニューモウイルス」も一因か
今、SNSで“謎の風邪”を訴える声が広がっています。せきなどの症状が続くといいます。愛知の小児科でも、心配で診察にくる人もいました。
「SNSなどで不安が広がっている“謎の風邪“。その正体は一体何なのでしょうか」(松崎杏香アナウンサー)
名古屋市西区の「みわた小児科」では26日朝から、診察を受けに来る子どもたちの姿がありました。
「のどがカサカサで痛い」(来院者)
「せきと鼻水と、少し下痢がありました。原因が分からなかったので、心配になってきました」(来院者の保護者) 「いろいろな感染症が混ざって原因が同定しづらい状況」
いま、せきなどの症状が長く続くものの、熱が出ず原因が分からない“謎の風邪”がSNSで話題に。
果たして、その正体とは――。
「今の時期は、溶連菌やヒトメタニューモウイルス、さらに手足口病やヘルパンギーナといったものが始まりだしている。いろいろな感染症が混ざって原因が同定しづらい状況があるのではないか」(みわた小児科 三輪田俊介 院長)
三輪田医師は"謎の風邪"について、特定のものではなくウイルスや花粉などさまざまな要因が重なり、症状が出ているのではないかとみています。
Q.病院でも“謎の風邪”の人は増えている?
「小児科に関していうと、そこまで患者の数が多いわけではないと思うが、非常に診断が難しい、または同定しづらいと私たちも感じています」(三輪田院長)そのなかで、この時期に多いのが「ヒトメタニューモウイルス」です。
Q.ヒトメタニューモウイルスとは?
「感染すると、のどの痛みや鼻だけではなく、気管支炎にもなって、せきがひどくなる。中にはぜんそくのようになってしまい、呼吸ができなくなることもある。鼻から気管、肺にかけて感染するウイルスです」(三輪田院長) 症状は普通の風邪と変わらないが、厄介な特徴もある
26日午前中の診察でも、2人から陽性反応が。
症状は普通の風邪と変わらず、感染力はそれほど高くないという一方で、少し厄介な特徴も。
「ヒトメタニューモウイルスは1回かかっても、またかかってしまう。何度も繰り返し、だんだんと免疫をつけていく特徴があります」(三輪田院長)
このウイルスは2月ごろに感染者が増え、5月ごろには収束するといいます。
対策は、基本的な風邪の対策と同じだといいます。
Q.感染経路は?
「主にせき・鼻水からの飛沫感染。接触感染もあります」(三輪田院長)「対策は手洗い・うがい。風邪の症状がある、あるいは寒暖差や花粉などの要因によって粘膜が荒れているという人は、人が多い場所に行く場合はマスクをすると予防できると考えています」(三輪田院長)
