救世主となるか

高齢化、過疎化が進む能登地域で農業を維持していくための救世主になるのでしょうか。

5月8日、石川県輪島市で、ロボットを活用して田植えを行うスマート農業の実演会が開かれました。

実演会は、県が農業機械メーカーの「クボタ」の協力を得て、コメ農家などを対象に開きました。

「ロボット田植え機」あらわる

生産者の前に現れたのは、無人で田植えができる「ロボット田植え機」

能登地域は、農業従事者の高齢化が進む中、能登半島地震や奥能登豪雨以降は、農業を辞めた人や避難先から戻れない人も多くいます。

担い手不足が大きな問題となり、解決策として今、注目されているのが、「無人のロボット田植え機」です。

GPS機能で田んぼの位置や形状を認識したロボット田植え機が、最適な植え付けルートを無人で作業していきます。

◇石川県農林総合研究センター・松粼兼秀部長…「今回のこの技術を使うと、3人で1台の田植え機を動かしていたところを、2台動かせるようになるので、より省力的に作業ができます」

農業経験少なくてもOK

通常、田植え機は運転者に加え、苗や肥料を補充するため人手が3人かかります。

2台だと6人が必要となりますが、ロボット田植え機を使えば、半分の3人で済むということです。

見学に訪れた農業従事者からも、人手が足りない能登では必要な技術との声が聞かれます。

「うちの田んぼもお願い」

◇こうぼうアグリ・宮崎仁志専務…「地震の後、農業辞める人、離農する人が出てきていて、うちの田んぼお願いできないかと言われることが多く、どんどん管理しなければならない面積が増えていると感じている。こうした機械や技術で誰もが乗れるようにしたい」

このロボット田植え機を使えば、農業経験の少ない人でも作業ができるとのことで、労働力不足を補う技術として今後、注目を集めそうです。