【天皇賞】ヴェルテンベルクあと一歩 単勝12番人気200倍超で激走 松若「もう少し細かいところでうまく乗れていたら」
「天皇賞(春)・G1」(3日、京都)
息をのむゴール前の攻防。内で粘り込む1番人気のクロワデュノールに、大外から襲いかかった12番人気ヴェルテンベルク。10分を超える写真判定の結果、推定2センチの差でクロワデュノールに軍配が上がった。大阪杯からの連勝で、16&17年覇者キタサンブラックとの父子制覇を達成するとともに、G1タイトルの数を4に伸ばした。
あと1完歩あれば、大金星を射止められたかもしれない。単勝12番人気、208・4倍のヴェルテンベルクが、最強王者を寸前まで追い詰めた。
2戦ぶりにコンビを組んだ松若の思い切った策がハマった。「外枠だったので腹をくくりました。後ろからロスなく競馬をしようと思った」と序盤は離れた最後方。焦らずじっくりと脚をためると、2周目4角手前から徐々にスピードに乗せ、アドマイヤテラを目標にスパート。「道中の折り合い、直線の反応も良かった」と上がり最速の脚で外から強襲した。
ゴール前の脚色は、勝ち馬より明らかに上。検量室前では祈るような面持ちで写真判定を待ったが、無情にも鼻差の2着に泣いた。「この着差なので、もう少し細かいところでうまく乗れていたら…」と松若は唇をかんだが「それでも、よく頑張ってくれています」と相棒の走りを心からたたえていた。
