「家のことは話したがらない」旭山動物園職員の男…将来の家庭像に「明るい未来しか待ってない」
(鈴木達也容疑者)「みなさん、この動物なんという動物ですか?レッサーパンダですね」
かわいらしいレッサーパンダを来園者に紹介する男、鈴木達也容疑者33歳です。
(鈴木達也容疑者)「レッサーパンダの代名詞、みなさんイメージされるのは風太くんだと思いますね」
鈴木容疑者はレッサーパンダに限らずー
人気者のカバの生態をわかりやすく説明していました。
この鈴木容疑者が、妻の遺体を損壊したとして4月30日に逮捕されました。
現場となったのが、年間の来園者が130万人を超える旭山動物園です。
飼育員を務める鈴木容疑者は3月31日ごろ、妻の由衣さん33歳の遺体を運び込み、焼却するなどして遺体を損壊した疑いがもたれています。
警察によりますと、焼却炉から由衣さんの遺体の一部が見つかったということです。
「数時間かけて燃やした」
任意の調べでこのような趣旨の話をしていた鈴木容疑者。
捜査関係者によりますと、由衣さんに対し「残らないよう燃やし尽くしてやる」と脅していたとみられています。
夫婦の間に何があったのでしょうかー
この2人を10年以上前から知る人に、話を聞くことができました。
(2人の知人)「2人とも大学時代から付き合っていたんですけど、見ていて思ったのは、仲いいな、いつもくっついているな、イチャイチャしているなというのはありました」
これは2人が大学時代に所属していたサークルの自己紹介です。
鈴木容疑者は将来の家庭像について「明るい未来しか待ってない」。
由衣さんも「きっと明るく、にぎやかになる」と綴っていました。
しかし、2人は別れたり付き合ったりを繰り返していたといいます。
(2人の知人)「何度か別れたりくっついたりを繰り返していた印象があります。どちらか覚えていないんですけど、束縛が強いとは聞いていました。毎日メールがあるとか、異性がいるところはすべて報告しないといけないと言っていた」
その後、由衣さんと結婚した鈴木容疑者を知る人は、夫婦について「冷たい関係になっていた」と明かしました。
(鈴木容疑者の知人)「家のことはとにかく話したがらないという感じ。なるべく家に帰りたくないような感じで、遅くまで飲んでいて、(由衣さんから)何回も電話がきていた。冷たい関係になっているんだなと」
現時点で夫婦に関する警察への相談歴は確認されていませんでした。
警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている鈴木容疑者。
近くに住む人は、4月に入ってからすでに鈴木容疑者の異変を感じていました。
(近隣住民)「4月7日にご飯を届けた。母さん(妻は)どうしたのって言ったら『東京に行った』と私に言うから。違和感はあったね」
(佐野カメラマン)「旭山動物園の車両が東警察署に搬入されました」
捜査が始まってからすぐに、警察は園内で使用している車両を押収。
その後の取材で、鈴木容疑者は動物園の外で何らかの原因で死亡した由衣さんの遺体を、車で運搬したとみられることがわかりました。
鈴木容疑者は「営業時間外の夜間に遺棄した」という趣旨の話をしていて、焼却炉は遺体を焼いたとされる3月31日の後も、動物の死骸を燃やすために複数回、使用されていたとみられることがわかりました。
鈴木容疑者が由衣さんの殺害もほのめかしていることから、警察は殺人事件の可能性を視野に調べを進めています。
