遅れを取り戻したいMeta。AI投資予算に、最大22兆円越え
大手テック企業の四半期決算が続々と発表された4月末。Metaも第2四半期報告を行いましたが、注目すべきはAIフルコミットのその設備投資予算です。
2026年の設備投資予算を、昨年から720億ドルも引き上げ、最大1450億ドル、日本円で22兆7000億円にすると発表しました。予算引き上げの背景には、各種部品とくにメモリの価格高騰が挙げられています。設備投資の主となるのはもちろんAI関連。
ちなみに、収益で補えない分は社債を発行してカバー! 決算発表後に株価は下落。投資家、市場からは厳しい評価となりました。
遅れを取り戻したいMeta
Metaが思い切った設備投資予算を掲げるのは、AI競争において他社から遅れをとっているという自覚があるから。
10か月ほど前、トップのマーク・ザッカーバーグ氏自らが、他社に追いつくために努力は惜しまないと語ったばかり。努力を惜しまないとはつまり、膨大な予算をつけて設備投資をし、他所からヘッドハンティングして人材も揃えますということ。
フルコミット好きのザッカーバーグ氏
ザッカーバーグ氏といえば、つい最近までメタバースの世界に全力コミットしていました。かなりの予算をつけ、メタバースのSNSやVRヘッドセットの開発を続けていましたが、今年にはいってとうとう整理にふみきりました。
収支報告では、これらを束ねていたReality Labs部門が40億ドルの赤字だったことも明らかに(収益は4億200万ドルどまり…)。フルコミットしていた過去6年での赤字は800億ドルを超えるといいます。
これだけのフルコミットミスを経てなお、AIへのフルコミットには自信があるようです。4月にはAIモデルMuse Sparkをついに発表。ここから出遅れたAI競争に本格参戦です。ザッカーバーグCEOも投資家たちに対し「この強力なモデルを得て、されに斬新なプロダクト開発が可能になります」と力強くアピール。
社内向けにはすでにAI活用の成果がでているとし、AI生成のキャプション・翻訳キャプションの動画コンテンツがFacebookやInstagram上で多く再生。週5億人以上のユーザーがコンテンツを楽しめているといいます。また、広告はユーザーへのおすすめコンテンツでも、AIをさらに活用していく考え。
