綾瀬はるか、愛され続ける理由「常に全力投球で凜としていて…」「かかわった人の心をほっこりさせて、人生を変えてしまう」 スタッフや共演者からも高い信頼
国民的大女優として活躍し続けている綾瀬はるか(41才)。長く愛されるのはどうしてなのか──。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが分析します。
【写真】空港を出る全身黒の綾瀬はるか、直後に出てきたジェシー、車に乗り込む姿など
常に全力投球で凜としていて真っすぐ通った芯
4月17日に公開された主演映画『人はなぜラブレターを書くのか』のPRのため、『しゃべくり007 2時間SP』や『ぐるナイ 綾瀬はるか・細田佳央太と癒やしゴチ&料理ハンデマッチ2時間SP!!』(共に日本テレビ系)など多くのバラエティー番組に出演していたのは綾瀬はるかさん(41才)でした。
各番組ではその類まれなる天然ぶりやチャーミングな言動に加えて、『しゃべくり〜』では故郷・広島時代のお友達や、女優さんになってから各現場で出会った裏方さんや元・子役さんが出演。また、2013年の大河ドラマ『八重の桜』(NHK)放送以降、ほぼ毎年、福島県の「会津まつり」の「会津藩公行列」に参加し、多くの地元のかたを勇気づけたり、自治体の職員さんをニックネームで呼んだりして交流を深めてこられた様子なども紹介されました。
『ぐるナイ〜』では、昨年6〜8月に放送した主演ドラマ『ひとりでしにたい』(NHK)でもっとも共演シーンが多かったM!LKの佐野勇斗さん(28才)のことを、撮影からだいぶ経った時期にもかかわらず、「ゆうとく〜ん」と呼んだことが佐野さん本人から明かされたものです。
あぁ、綾瀬さんって、昔もいまもまったく変わっていなくて、国民的大女優となっても、ちっとも偉ぶらず、壁も作らず、出会う人たち全員と"らしさいっぱい"でかかわり続けてきたのだなぁということがよくわかりました。
綾瀬さんの芸能界デビューは、2000年に行われた『第25回ホリプロタレントスカウトキャラバン』で審査員特別賞を受賞したのがきっかけ。まさにその頃、ホリプロの関連事務所に所属していた私が特に覚えているのは、綾瀬さんの当時の女性マネジャーさんが綾瀬さんと一緒に過酷なダイエットに励んでいたことです。
当時、グラビアの仕事も多かった綾瀬さんにつきあって、「綾瀬があれだけがんばっているのだから私も」と言い、飲み会の席で、おつまみに一切口をつけなかった彼女の姿から、いかに綾瀬さんが本気でダイエットに取り組んでいるかがわかりました。そんな綾瀬さんを絶対に支えるし、育て上げるというすさまじい意気込みも感じたものです。
冒頭の『しゃべくり〜』を見ていたとき、「クイズ!私のこと覚えてますか?」に登場した何人かの裏方さんや共演者さんの心温まるエピソードの数々も、件のマネジャーさんのそれと似たものでした。
カメラが回っていても回っていなくても常に全力投球で、凜としていて、真っすぐ通った芯はとても太くて強くて……でも、戦略のかけらもない"天然さん"で、独特なワードを駆使しつつ、少々ヌケている部分を見せてくれるところは誰から見てもかわいらしくて。長期、短期にかかわらず、かかわったかたたちの心をほっこりさせ、皆の人生を変えてしまうほどの"珠玉のエピソード"を生み出し続けている綾瀬さん。愛されている理由を改めて見せてもらった気がしました。
イメージのよさや好感度だけではなく信頼度も高い
個人的には、2010年7月期の主演ドラマ『ホタルノヒカリ2』(日本テレビ系)の番宣を兼ねて、十数名のキャストと共に私が構成にかかわっていた『踊る!さんま御殿!!』(同)に綾瀬さんが出てくださったときのこと。共演の向井理さん(44才)からは「綾瀬さんは、未来永劫、台本に出てこないような言葉が入ったNGを出す」と。
2014年10月期には、ドラマ『きょうは会社休みます。』(同)で同じく『〜御殿!!』へ共演の玉木宏さん(46才)と出てくださり、玉木さんのことを「おたまちん」と呼ぶ綾瀬さんに、明石家さんまさん(70才)が崩れ落ちていました。
さらに、周囲の目を気にせず、綾瀬さんが平気で着替えを始めてしまうエピソードが紹介されましたが、共演者はそんな綾瀬さんを特別な思いを持って愛でているように感じられました。
4月17日の初日舞台挨拶でも、司会者からの質問を失念する"天然場面"がありました。
何年かに一度、出演作品が大きな社会現象となり、近年では2018年7月期の連続ドラマ放送後、6年にもわたりスペシャルが制作され続けた『義母と娘のブルース』(TBS系)が新たな代表作となりました。
"アクション女優・綾瀬はるか"を世に知らしめた2015年の『NHK放送90年大河ファンタジー 精霊の守り人』。このときの体作りも並大抵の努力ではなかったと聞いています。
『ユニクロ』の「エアリズム」のテレビCMで見せる尋常ではないスタイルのよさも、フィジカルトレーニングの賜物とみました。
一方、映画では『おっぱいバレー』(2009年)、『ひみつのアッコちゃん』(2012年)、『海街diary』(2015年)、『海賊とよばれた男』(2016年)、木村拓哉さん(53才)との共演が話題を呼んだ『レジェンド&バタフライ』(2023年)など、綾瀬さんでなければありえなかった作品が続いています。
また、テレビCMの起用社数ランキングでは10年以上にわたりずっとトップクラス。ただの"イメージのよさ"とか"好感度"だけではなく、スポンサーや制作スタッフ、共演者からの信頼度の高さと綾瀬さんへの特別な愛情が感じられるのも、また彼女ならではの魅力です。
あとはやっぱりご結婚のタイミングが気になります。綾瀬さんなら「みんなの綾瀬はるか」でありつつ、「すてきな誰かの綾瀬はるか」になれると思うのです。よきお知らせ、お待ちしていますね。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ+』(メ〜テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2026年5月7・14日号
