神谷そらは“友人”とのラウンドも好発進への支えにした。(撮影:南しずか)

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<シェブロン選手権 初日◇23日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>前半インコースを終えた時点で、トップはすでに5アンダー。一方、神谷そらは1バーディ・1ボギーのイーブンパーだった。ピンに対して安全策をとることを徹底していたが、「守っていちゃダメだ」。パー5が3つある後半アウトでスコアを伸ばし、流れをつかむプランを描いた。

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1番パー5では2打目をグリーン左手前に運ぶと、ピンの根元が見えない砲台グリーンながらタップインの距離に寄せた。グリーン脇のボランティアが『きょう一番いいショットだったよ』と称賛したアプローチだ。さらに3番パー5では、残り213ヤードから5番アイアンで2オンに成功。3メートルのイーグルパットは惜しくも外れたが、手には好感触が残った。「読んでいたラインにしっかりとインパクトできて、切れなかった。いわゆる“プロライン”で初めてカップを抜けた。私はどちらかというとガツガツ打つタイプ。自分らしさが戻った感覚がありました」3番、4番で連続バーディを奪うと、7番パー3では「先週から自信を持って打てるようになってきた」というアイアンで60センチにつける。結果的に5バーディ・2ボギーの「69」でホールアウトし、メジャー3試合目にして初めて60台をマーク。リーダーボード上位に名を載せた。ペアリングにも助けられた。同組のジャスミン・スワンナプラ(タイ)は、神谷が初出場だった2023年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」最終日に同組でプレーしたときからの友人だ。翌年には「日本女子プロ」に来日参戦してくれたが、主戦場は米ツアー。「会いたいなら自分が会いに行くしかない」と、米予選会(Qシリーズ)を受験するきっかけを与えてくれた人でもある。「会話をすることができて、いままでの(メジャーの)なかで一番リラックスして試合に臨めた。楽しめている感覚があります。アメリカだけど孤独じゃない、というか」。いいバーディを取れば互いに声をかけあう。大舞台でも自然体で18ホールを歩くことができた。昨年のメルセデス・ランキング2位の資格でのスポット参戦。2週間前の日本ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」は首痛で棄権し、先週の「KKT杯バンテリンレディス」では今季初の予選落ちを喫したが、調子は上向きだ。「こっち(米ツアー)では飛距離は武器にならないので、何か探そうと。高い球でグリーンをキャッチできていることは自信を持ちたい。自分がコースに合っているかは…もうちょっとラウンドさせてください(笑)」。まだ4分の1が終わったばかり。まずは初めてのメジャー予選通過をかなえたい。(文・笠井あかり)
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