NASAが「アルテミスII」ミッションで撮影された“地球の入り”動画をシェア

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まずは、こちらの動画をご覧ください。月の向こう側へ沈んでいく、三日月形に輝く地球。実際に月の周辺へ行かないと見ることができない、今はまだ限られた人だけが直接目にすることのできる光景です。



【▲ NASAのReid Wiseman宇宙飛行士が撮影した“地球の入り”の動画(Credit: NASA)】


Artemis IIミッションのコマンダーがスマートフォンで撮影

NASA(アメリカ航空宇宙局)がYouTubeでシェアしたこの動画は、先日月周辺への往復を成功させて帰還した「Artemis II(アルテミスII)」ミッションでコマンダーを務めたNASAのReid Wiseman宇宙飛行士が、有人宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」の窓越しに撮影したものです。


日本時間2026年4月7日7時41分頃、Orion宇宙船は地球から見て月の裏側へと回り込みました。その宇宙船からは月の地平線へと沈む“地球の入り”が見えていたのですが、Wiseman宇宙飛行士はその様子をスマートフォンで動画撮影していたのです。


Wiseman宇宙飛行士がこの動画をSNSでシェアした時の投稿によると、シャッター音はミッションスペシャリストのChristina Koch宇宙飛行士が撮影に使っていたカメラのもの。また、一緒に地球の入りを見ていたクルーの感嘆の声も録音されています。



【▲ “地球の入り”動画をXでシェアしたReid Wiseman宇宙飛行士のポスト】


カメラのオートフォーカスが最初は宇宙船の窓に合っていて、その後に月と地球がはっきり写し出されるところや、地球が沈んでいく速度など、静止画ではわからない臨場感がしっかりと伝わってきます。


アメリカが主導する有人月探査計画「Artemis」で最初の有人ミッションとなったArtemis IIについては、以下のリンクから関連記事をご参照ください。


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文/ソラノサキ 編集/sorae編集部


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