2026年4月10日に撮影されたイランのホメイン近郊のミサイル基地の衛星画像。トンネルの入り口を塞ぐ瓦礫の上に重機が乗っており、近くでダンプカーが待機している/Airbus

(CNN)CNNが確認した人工衛星画像によると、イラン停戦の状況下、地下のミサイル基地の入り口をふさぐ瓦礫(がれき)の除去作業を進めている。一連の画像には、重機がトンネルをふさぐ瓦礫をすくい上げ、付近のダンプカーに積み込む様子が写っている。

CNNの以前の調査では、ミサイル発射装置の出撃や発射、再装填(そうてん)目的の帰還を阻止するため、米国とイスラエルが基地の入り口を攻撃したことが判明している。CNNの取材に応じた複数の情報筋によると、米情報機関は戦闘開始から1カ月後の時点でもイランの発射装置の約半数が無傷で残っていると評価しているが、その多くはトンネルの入り口への攻撃で地下に埋もれている可能性がある。

ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの研究員サム・レア氏によると、通称「ミサイル都市」と呼ばれる基地へのアクセスを回復しようとする動きは想定の範囲内だという。

レア氏は「(停戦に当たっては)多大な時間や労力、資金をかけて破壊した軍事能力の一部を敵が再建する事態を受け入れる必要がある」と説明する。

レア氏はさらに、これは基地の運用方法としてイランが想定した通りだと指摘し、「最初の攻撃を耐え、自力で掘り出し、そして再び発射するという『ミサイル都市』の全体的な作戦コンセプトに合致している」との見方を示した。