ホルムズ海峡の船通過が可能になれば高騰のガソリン価格どうなる?
アメリカとイランが8日、2週間の停戦で合意しました。ホルムズ海峡の船の通過が可能になれば、高騰しているガソリンの価格はどうなるのでしょうか。
日本時間の8日朝、アメリカとイランは、エネルギーの輸送ルートであるホルムズ海峡の開放を条件に、2週間の停戦に合意しました。
ここで気になるのが、ガソリン価格です。
熊本県内の利用客は、「もうすぐ5月のGWにもさしかかってきているので、少しでもガソリンが安くなると行ける幅が広がるかなと期待している。」と話します。
ガソリンスタンド側は…。
■肥後石油・小山浩一郎代表「本当に良かった。こんな長引くとは思わなかった。(原油が)順調に入ってもらえるのが一番。」
しかし、気になるガソリン価格については…。
■小山代表「今の価格をそのまま皆さん期待されるように下がるということではない。(国からの)補助金が約50円ある限りは、170円から以下にはガソリン価格は下がらないと思う。」
イラン情勢の悪化を受け、国は、3月19日からガソリンの平均小売価格が170円に超えないよう補助金を支給しています。
補助金の支給対象は元売り業者です。ガソリンスタンドなどの販売業者は、補助を受けた業者から値下がりした価格で仕入れ、消費者に販売する仕組みです。
今月6日時点の県内のガソリン価格は1リットルあたり174.5円で、これには49.8円の補助金が使われています。
つまり、ホルムズ海峡の封鎖解除で原油の価格が下がったとしても、この補助金分以上の値下がりがないと、小売価格に反映されないのです。
販売業者にとっても、利益の大きな変化はないといいます。
■小山代表「原油が下がれば補助金はなくなりますから。それでプラマイされるから(利益は)一緒。」
小山代表によりますと、来週は原油の仕入れ価格が13.5円下がる見込みですが、全国平均の価格を170円に調整するため補助金は16.1円減る見通しです。
その結果、仕入れ価格は2.6円上がることになります。
これを受け、小売り価格をどうするかはこれから検討するということです。生活に欠かせないガソリン。今後の動向が注目されます。
