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4月は列車が混雑し、遅延が多くなる時期です。東京メトロでは空いている号車をAIで予測し、駅構内のディスプレイで表示する取り組みをスタート。乗り換え検索サービスでは着座の確率を示す機能もあります。技術の進歩で、混雑の“見える化”が進んでいます。

■「新入社員多い」「押されるのが嫌」

森圭介アナウンサー
「4月は最も遅延が多く、電車の混雑が見える化で回避できるかもしれないということをお伝えします。6日から各地で入学式や始業式などあり、街中でも新入生や新入社員だなという方を目にした方は多いんじゃないでしょうか」

斎藤佑樹キャスター
「リクルートスーツの方を見かけることが多いですね」

森アナウンサー
「私も通勤の電車に乗っていると、そういった方がたくさんいたなという感じです。この4月は電車が混むそうです。街の皆さんに聞いてきました」

週3で電車(50代)
「4月に入って新入社員が多い。急に混み具合がいつもより多くなったなという感じがします」

会社員(50代)
「きょうもギリギリで乗る方がいるから、『カバンを引いてください』って大きい声で駅員さんが言っていた」

新大学生(10代)
「(出身は)神奈川の方だったんで、この辺はまだわかってない。混んでるし、立つことの方が多い。大変ですけど頑張りたい」

会社員(40代)
「(満員電車で)母と一緒だと他の人に押される可能性があるので、意識しながら乗ってます。ちょっと心配。やっぱり押されるのは嫌」

■列車の遅延情報の配信、4月が最多

森アナウンサー
「乗り慣れてない路線とか乗り換えで苦労される方もいるかもしれません。そういったことで混んでいるかもしれませんね」

鈴江奈々アナウンサー
「『あれ、改札どっち口だっけ?』とか迷うだけでも、ホームが混み合ったりということにつながるのかもしれないですよね」

森アナウンサー
「災害や交通情報などを配信するレスキューナウが自社で配信したデータ分析があります。混雑を要因とした列車の遅延など鉄道運行情報を配信した回数は、月別では4月が断トツです。2016年〜2025年の過去10年で、圧倒的に4月は配信が多いということです」

「乗車人数が多いことで、人の乗り降りに時間がかかってしまいますよね。それによって予定よりも発車時間が遅れてしまうことなどがあるということです」

■混雑ぶりを表示するディスプレイ

森アナウンサー
「混んでいる電車の対策は何かしていますか?」

山粼誠アナウンサー
「時間にゆとりを持って出て、本当に厳しいようであれば次(の列車を)1本待って乗るとか、そういうことくらいですね」

森アナウンサー
「どの電車のどの車両が空いているかわかったら、ものすごい楽ですよね。今から乗りたい列車がどれぐらい混んでるのか、事前に知ることができる取り組みがあります」

「朝の通勤通学のラッシュ時間帯、混み合う駅の1つが、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅です。先週から駅の構内に、車両の号車ごとにリアルタイムで混雑状況がわかるディスプレイを設置しました。6段階の色で見える化しています」

「駅構内の改札付近など見やすい位置にあります。車両や奥行きを撮影できる(ホーム上の)カメラが通過する車内を捉え、AIを用いてリアルタイムで混雑情報を予測しているということです」

瀧口麻衣アナウンサー
「技術の進歩に驚きますし、ぜひ活用したいなと思います」

■三ノ輪→上野→秋葉原…どう変化?

森アナウンサー
「7日に取材した三ノ輪駅では午前9時半ごろ、4〜6号車は混雑しているのがわかります。上野駅に到着すると、7号車がちょっと空き、逆に1号車が混むということもわかります。その先の秋葉原駅では乗り換える人が多いこともあり、混雑が緩和するという予測です」

「こういったことがわかると、行動を変えられそうじゃないですか?」

直川貴博アナウンサー
「出口やエスカレーターが近いところは混むというアナログな想像しかできていなかったですけど、リアルタイムでわかると、次の行動にすぐ移せますよね」

森アナウンサー
「荷物が多い日でなるべく空いているところに行きたいなという時、こういったものを見れば役に立つかもしれません。設置されたのは三ノ輪駅や東西線の浦安駅など7駅で、通勤時間帯以外にもお出かけで使えると思います」

■座れる確率を教えてくれるサービス

森アナウンサー
「疲れた時にちょっと座りたいなという気持ちもわからなくないですよね。どの号車に、どの電車に乗ったら座れるのか分かったら…と思うかもしれませんが、そんな時代が来ました。座れるかどうかの確率が見えるものもあります」

「ルート検索などの情報を提供するナビタイムジャパンの『乗換NAVITIME』。着座確率を教えてくれる有料会員向けのサービスがあります。座りやすさのデータとアンケートを組み合わせて、座れるルートの検索を始めたということです」

「東京メトロの沿線に限りますが、例えば銀座線の渋谷駅から新橋駅までについて、7日午前8時時点のルート検索をしてみると、最も座りやすいのが6号車で、95%の確率で座れるというのが見えます」

「次の表参道駅では、停車後に人が降りた座れる確率として、6号車だけではなくて1号車も座れる可能性も95%と高くなってきます。次の外苑前駅では、4号車以外は座れる可能性が95%と高いということがわかります。すごい時代になりましたね」

鈴江アナウンサー
「リアルタイムで、乗り換えの時に何号車のところで待っておこうかなとか、ということもできますもんね」

■駅と電車内の「迷惑行為」ランキング

森アナウンサー
「ただ、どうしても混んでしまう電車に乗る機会もあると思います。リュックサックを持っている時に、混んでいる電車でどうするか。日本民営鉄道協会が発表した、駅と電車内の迷惑行為ランキング(2025年度)があります」

「カバンなど荷物の持ち方や置き方、皆さん困っているようです。荷物の持ち方などで最も迷惑に感じるという行為は、カバン等を背中に背負うこと。後ろを通れなかったりぶつかったりするんですよ」

「2番目に多いのが、傘の取り扱いです。雨上がりで『水滴が私の靴に垂れてるんですけど…』と言いたくても言いづらいというのはありますよね。その次に多いのが、荷物を体の前に持っていることです」

「座席が満席で、立って乗車する際にリュックはどうしたらいいのか。専門家におすすめを聞いてみました。鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは『リュックを前に抱え、座席や窓に対して直角に電車の進行方向を向いて立つ』と言います」

■リュックが当たらず、通路もふさがず

森アナウンサー
「実際にやってみましょう。リュックを用意しました。背負うと、(他の乗客が)後ろを通れません。リュックを前に持つと、ちょっと揺れたら座っている皆さんの顔の近くにリュックが当たりそうで怖いですね」

「そこで荷物を前に抱えて、窓に向かって直角、つまり進行方向の方を向きます。そうすると列車が動いても座っている方には当たらず、通路をふさぐこともありません。左右がぎゅうぎゅうでない場合に限りますが、こういうことができるわけです」

「東京メトロによると、どちらがお勧めということはなく、周りに配慮をしてくださいとのことです。乗車の時間に余裕があれば、網棚や足元に置くのもおすすめということで、皆さんが気持ちよく過ごすのが大事かもしれません」

(2026年4月7日『news every.』より)