『洋カツ屋ドン・デ・ラ・ナチュレ』(左)ナチュラルワイン(オレンジ) 1000円 (右)幻水豚のポークカツレツ 1900円(ライス・スープ・サラダ付き) 肉の大きさは1g単位、揚げ時間は秒単位で調整

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かつに合わせて頬張るご飯は格別。しかし、それに劣らぬ旨さを奏でるのがお酒だ。ビールやサワーなら爽快感をもたらし、ワインや日本酒なら旨みが増幅する。かつ×お酒。至福の組み合わせを楽しめるお店を集めました。

カジュアルな定食がワインとスープで優雅な洋食気分に『洋カツ屋ドン・デ・ラ・ナチュレ』@恵比寿

フレンチ出身の原田隼太郎さんが立ち上げたのは、とんかつでもなく洋食とも違う“洋カツ”の店。気軽な定食スタイルだが、味噌汁や豚汁ではなく季節のポタージュから始まる。フレンチの一品のような贅沢な味わいに早くも心をつかまれる。

美しく盛りつけられたポークカツレツはすっとかみ切れてふわふわ。糖質オフの特製パン粉をまとわせ、低温でじっくり揚げた衣が一体化して食べ心地も軽い。

幻水豚のポークカツレツ1900円(ライス・スープ・サラダ付き)

『洋カツ屋ドン・デ・ラ・ナチュレ』(左)ナチュラルワイン(オレンジ) 1000円 (右)幻水豚のポークカツレツ 1900円(ライス・スープ・サラダ付き) 肉の大きさは1g単位、揚げ時間は秒単位で調整

原田さんがフリーランスのシェフ時代に熊本県の銘柄豚・幻水豚に出合い、赤身のおいしさを伝えたいと思ったのが、この店のきっかけなのだ。

香りも上品で繊細な味わいだから、ナチュールのオレンジワインがぴったり。果実感とほどよい苦味が寄り添いながらアクセントにもなる。ハイボールはスパイシーな香りが心地よい山椒の霊芝のクラフトジンで、お酒のセレクトもセンス抜群!

『洋カツ屋ドン・デ・ラ・ナチュレ』店主 原田準太郎さん

店主:原田準太郎さん「この先、ワインをもっと充実させていく予定です」

『洋カツ屋ドン・デ・ラ・ナチュレ』

[店名]『洋カツ屋ドン・デ・ラ・ナチュレ』

[住所]東京都渋谷区恵比寿南3-1-2

[電話]非公開

[営業時間]11時〜15時(14時半LO)、17時〜21時半(21時LO)

[休日]無休

[交通]JR山手線ほか恵比寿駅西口から徒歩6分

ジャンルレスの料理ととんかつに寄り添うワインのセレクトが粋!『ぽるこ』@白金高輪

ビストロの空気感でジャンルを超えたさまざまな料理を楽しめる店。ブルスケッタやパスタ、麻婆豆腐やキムチ和えなど、フランス料理店で経験を積んだ韓国出身のシェフ・李俊煌さんの個性が炸裂している。その中で軸となるのがとんかつだ。

サクッと揚がった衣に包まれた肉はしっとりやわらかく、脂身が甘い。祖母の味を思い出しながら作ったというキャベツのナムルと一緒に味わうとゴマ油が食欲を後押しし、甘酸っぱさで後味がすっきり。

林SPFヒレ2200円、林SPFロース2100円、ワイン赤900円〜、オレンジ1000円〜、前菜3種1500円(タコのキムチ、トリュフ薫るポテトサラダ、生ハムジャーキー各700円)

『ぽるこ』(手前から時計回りに)林SPFヒレ 2200円、林SPFロース 2100円、ワインオレンジ 1000円〜、前菜3種 1500円(タコのキムチ、トリュフ薫るポテトサラダ、生ハムジャーキー 各700円)、ワイン赤 900円〜 前菜3種、ロースとヒレカツ、麻婆豆腐やカレーなどが付いたおまかせコース 4800円も用意

おすすめのワインを聞くと、一本一本丁寧に説明してくれて、ワインへの愛情が伝わってくる。今回の「ファミーユ・ファヴル」のピノノワールはほどよいタンニンのふくよかな飲み心地で、とんかつの脂身の甘みを包み込む最高のマリアージュ!

ビストロにジャンルレスの料理、そしてワインが加わって、とんかつの新たな世界が広がっている。

『ぽるこ』

[店名]『ぽるこ』

[住所]東京都港区三田5-17-6

[電話]03-6455-7931

[営業時間]17時〜23時(22時半LO)、金・土・日:11時半〜15時(14時半LO)、17時〜24時(23時半LO)

[休日]木

[交通]地下鉄南北線白金高輪駅2番出口から徒歩5分

1ケ月熟成させたかつ煮の特製かえしで、唯一無二のまろやかさに!『とんかつ大宝 西新橋店』@内幸町

昼間はオフィス街のひとりランチに向くとんかつ店だが、実はお酒も充実している“カツ飲み”の穴場なのだ。本家は目黒にある創業51年の老舗で、中屋のパン粉で揚げたとんかつは噛んだときに口の中で「バリバリっ」と音が響き渡る。これ、このサウンド!

庶民さ、ボリューム感、地域密着の三拍子がとんかつ店の愛だとしたら、仕事帰りのひとり飲みにこれほど合うカウンターはない。味噌かつで飲るもよし、ヒレかつを辛子醤油でつまむも極上。中でもおすすめはかつ煮だ。

ロースカツ煮1450円(定食は1650円)、ロース味噌かつ1300円(定食は1500円)、青汁ハイ550円

『とんかつ大宝 西新橋店』(手前から時計回りに)ロースカツ煮 1450円(定食は1650円)、ロース味噌かつ 1300円(定食は1500円)、青汁ハイ 550円 武蔵小山にある老舗「中屋パン粉工場」のパン粉を使用。歯触りと噛み感がシャープ

特徴的なつゆは、煮切った酒を大量に使う。醤油、みりん、カツオ節、砂糖などを合わせ、1年近く寝かせる手間をかけた逸品。独特のまろやかさに加え、コクとキレがある。また最後に振られた山椒の香りが酒飲みの心をそそる。

酒種はビール、サワー、日本酒、ワインと幅広いラインナップが用意されているのも◎。

『とんかつ大宝 西新橋店』

[店名]『とんかつ大宝 西新橋店』

[住所]東京都港区西新橋1-18-11

[電話]03-6273-3330

[営業時間]11時半〜15時(14時半LO)、18時〜22時(21時半LO)

[休日]無休

[交通]都営三田線内幸町駅A4a出口から徒歩3分、JR山手線ほか新橋駅西口から徒歩8分

撮影/小澤晶子(ドン・デ・ラ・ナチュレ、ぽるこ、とんかつ大宝)、取材/井島加恵(ドン・デ・ラ・ナチュレ、ぽるこ)、輔老心(とんかつ大宝)

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、ワイン×とんかつの組み合わせが抜群にうまい店の画像をご覧いただけます

※月刊情報誌『おとなの週末』2026年3月号発売時点の情報です。

【画像】ツユとたまごの組み合わせがたまらない「かつ煮」 お酒と合わせて楽しみたいとんかつ(16枚)