去年の全国の小中学生、高校生の自殺者の数は確定値で538人となり、統計のある1980年以降最も多かったことが分かりました。

厚生労働省によりますと、去年の自殺者の数は1万9188人で、前の年から1132人減少し、統計開始以来初めて2万人を下回って過去最も少なくなりました。一方、自殺した小中学生、高校生は538人で前の年から9人増え、統計を開始した1980年以降過去最多となりました。

都道府県別では東京が最も多く93人、大阪が39人、埼玉が37人などとなっていて県内は10人でした。内訳は小学生がおととしに比べて5人減って10人、中学生が9人増えて172人、高校生が5人増えて356人でした。小中高生の自殺者の数はコロナ禍で急増し、2022年以降500人余りで推移しています。

動機別で見ますと、小学生は「しつけ」や「叱責」などの家庭問題、中高生は「学業不振」や「進路の悩み」などの学校問題が最多となっています。高校生は「うつ病」といった健康問題も、増加傾向にあるということです。

若い世代の自殺者の数が高止まりしていることを受けこども家庭庁は、今後AIやICTを活用した相談支援を実施するなど、自殺リスクの早期発見に力を入れていく方針です。