Apple Intelligenceは2024年10月にアメリカでリリースされて以来、世界中の多くの国・地域で展開されていますが、中国だけは唯一Apple Intelligenceが利用されていません。そして2026年3月31日、突如Apple Intelligenceが中国のユーザー向けに予告なしで提供されましたが、これは規制当局に承認を受ける前にうっかり誤って提供がスタートしてしまったと報じられています。

Apple Intelligence rolling out now in China, per user reports [U: Pulled] - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2026/03/30/apple-intelligence-rolling-out-now-in-china-per-user-reports/

Apple Intelligence Accidentally Goes Live in China Before Regulatory Approval - MacRumors

https://www.macrumors.com/2026/03/30/apple-intelligence-china-mistake/

中国政府は国外のAI技術を規制しており、Appleに対しても現地のAI企業と提携してApple Intelligenceを開発するよう求めています。AppleはAlibabaと提携してApple Intelligenceの機能を強化していますが、提供を開始するには中国国家インターネット情報弁公室(CAC)の承認を得る必要があります。

AppleがApple Intelligenceをいよいよ2025年内に中国で展開開始か - GIGAZINE



しかし、CACはApple Intelligenceを展開する前に、すべてのAIモデルをテストして承認する必要があるという姿勢を崩さないため、承認プロセスは遅々として進まず、中国のiPhoneユーザーは記事作成時点でいまだにApple Intelligenceを提供されていません。

Apple Intelligenceを利用するには、iOSの「設定」から有効化する必要があります。中国向けのiOSではこの有効化の項目がこれまで表示されていなかったのですが、iOS 26.4にバージョンアップされると突如項目が表示され、Apple Intelligenceを有効化できるようになったとのこと。



Apple Intelligenceは実際に有効化することができ、その説明もすべて中国語で表示されています。



しかし、このApple Intelligenceが表示されたのはミスだったようで、記事作成時点ではすでに中国版iOS 26.4の設定画面からApple Intelligenceの項目は削除されている模様。Apple関連の情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者は、「Apple Intelligenceが中国で誤って公開されました。数ヶ月前から公開準備は整っていたものの、Appleはまだ規制当局の承認を得ていません。近々リリースされる予定はなく、iOS 26.5ベータ版とも関連はありません。Appleはすでにサービスを停止しています」と述べています。



Apple関連ニュースサイトのMacRumorは「Apple Intelligenceの機能がいつ中国で利用可能になるかは不明ですが、Appleは中国での展開を熱望しています。HuaweiやXiaomiといった中国のスマートフォンメーカーは、顧客向けに様々なAI機能を提供しており、AppleはAI競争で大きく後れを取っています」とコメントしました。