衰弱状態から復活した中国人インフルエンサーUmiさん(TikTokより)

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 うつろな目をして路上に座り込み、頭髪はボサボサに乱れ、両足は無数のアザで覆われた女性──カンボジア・シアヌークビルの路上で変わり果てた姿で発見された中国人美女インフルエンサーUmiさん(本名ウー・モウジェン、20)。その時の写真が中国の大手SNS「Weibo」で拡散され、世界中に衝撃を与えた。 

【写真を見る】“変わり果てた姿”で見つかった美人インフルエンサー・Umiさん(20)。他、“活動再開”ライブ配信を行った、Umiさんの現在の姿なども

 Umiさんは、タトゥーにロングネイル、ヘソ出しトップスといったギャル系のルックスが支持され、中国版TikTok「Douyin」で(当時)2万人以上のフォロワーを集める存在だった。しかし昨年12月6日(現地時間、以下同)を最後に更新が途絶えており、まもなくカンボジアの路上で発見。日本のSNSでも今年1月上旬ごろから画像が拡散され、大きな騒ぎになった。あれから約3か月、Umiさんの現在の姿が現地で話題となっている。【前後編の前編】 

 大手紙国際部記者が解説する。 

「昨年末ごろ、Weiboで『Umiさんらしき女性がカンボジアにいる』と騒ぎになりました。拡散された画像に写っていた女性は、Umiさんが愛用していたのと同じカチューシャをつけていましたが、かつての華やかな佇まいは見る影もなく、やつれた様子でした。 

 事態を重く見た在カンボジア中国大使館は、1月4日、Umiさんが治療のために病院に搬送され、帰国に向けて動いていることなどを『Weibo』で発表。さらに『高額報酬の落とし穴に陥らないように』と警告しました」(大手紙国際部記者) 

 複数の現地メディアによると、Umiさんは昨年4月に金銭を得る目的で知人を介してカンボジアへ渡航したという。 

「あまりの変貌ぶりに、ネット上では『クスリ漬けではないか』『暴行や拷問、性売買を強要されたのではないか』など様々な憶測が立ちました。現在も情報は錯綜していますが、中国メディアの報道によると、Umiさんは搬送先のカンボジアの病院で、肺感染症、胸膜炎などの診断を受け、薬物検査ではメタンフェタミンとケタミンの陽性反応が出ています。 

 カンボジアの一部地域にはシアヌークビルをはじめとした、特殊詐欺の拠点が複数存在します。そうしたエリアでは高額報酬に釣られて渡航した中国人が拉致され、組織的な犯罪に加担させられるという事案が報告されており、大きな社会問題となっています。Umiさんはこうした犯罪組織に巻き込まれ、命からがら脱出してきたと見られています」(同前) 

 Umiさんはカンボジアでどのような暮らしを送っていたのか。中国のタブロイド紙『新京報』は、彼女がカンボジアで滞在していたアパートの管理人の証言を報じている。 

「アパートの管理人は、Umiさんが何やら尋常でない状況に陥っていることを察していたようです。監視カメラで彼女の様子を以前確認したとして、『足元がふらふらしていて、何かトラブルが起きるかもしれないので、"追い出すように"と管理会社に言われた』と証言しています。 

 また『彼女は薬物を過剰摂取し、足も不自由で、死んでしまうかもしれない(と思った)』とも語っており、心配してシアヌークビルの病院に連れていったが、Umiさんはその日のうちに病院を去り、行方がわからなくなったそうです」(同前) 

Umiさんの「意外な現在」 

 そんなUmiさんは現在、どうしているのか。 

「カンボジアで発見された時点で、Umiはかなり衰弱していた様子。当面のあいだはインフルエンサー業に復帰せず、療養期間に充てるとみられていました。 

『このまま引退もあるのではないか』とも言われていましたが、在カンボジア中国大使館が声明を出してから1か月も経たないうちに、更新停止していた『Douyin』のアカウントを再始動させ、インフルエンサー業を再開したようです」(同前) 

"元の生活"に戻った現在のUmiさんについて、後編で詳報する。 

(後編に続く)