13試合出場10得点という数字が示す通り、その決定力は破格だ。しかし、日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)は驚異的なペースで得点を積み重ねながらも現状に満足することはない。

「FWに求められるのは得点」「ディフェンスに関係なく自分のプレーを出せればチームを助けられる」という明確な信念をパワーに、ゴールをW杯メンバー入りへの“もう一押し”へとすべく、大いに意気込んでいる。

 スコットランド戦で威力を見せたいプレーがある。自身の大きな武器の一つで、「相手に大きなダメージを与えることができる」と自認するセットプレーだ。「そこで点を取ることにできれば僕のいいところも示せると思うし、チームを勝利に導けることにもなると思う」と力強く語る。

 今回の遠征では2017年U-20ワールドカップでもともに世界で闘った堂安律がチームキャプテンに任命された。そのことについて聞かれると「僕個人的にはイメージはあんまりわかないですけど」と冗談めかして言いながらも「彼が代表で貢献してきたキャップ数だったりが証拠だと思う。キャプテン(の遠藤航)が不在の中で新しくキャプテンになる選手を、全員がキャプテンという意識を持って助け合っていければ」と共闘を誓った小川。まずはスコットランド戦で思いをプレーにぶつける。

(取材・文 矢内由美子)