當真あみ

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 3月13日に全国公開されるオリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』の完成披露試写会が2月26日に丸の内ピカデリーにて開催され、當真あみ、嵐莉菜、早乙女太一、尾上松也、名塚佳織、谷口悟朗監督が登壇した。

参考:當真あみ&嵐莉菜が想いを語る 『パリに咲くエトワール』アフレコ&メイキング映像公開

 本作は、『ONE PIECE FILM RED』『コードギアス 反逆のルルーシュ』などを手がけた谷口監督と、『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』など多くのスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を務めた近藤勝也が初めてタッグを組んだオリジナル作品。1912年のパリを舞台に、画家を夢見る少女・フジコ(當真あみ)と、薙刀の名手でありながらバレエへの憧れを秘める少女・千鶴(嵐莉菜)が、異国の地で互いに支え合いながら夢を追いかける姿を描く。

 完成した映画を観た感想について、フジコ役の當真は「大きなスクリーンで素敵な映像と皆さんが吹き込んだ登場人物たちの声が聞けて、最初の方で涙が出そうになるくらい感動しました」とコメント。千鶴役の嵐も「素晴らしい映像を観ているとどんどんのめり込んでいっている自分がいて。自分が入れた声がキャラクターの命になり、命を吹き込む瞬間に立ち会えるにはなかなかないことなので本当に嬉しかったです」と喜びを語った。

 フジコと千鶴を支える青年・ルスラン役の早乙女は「非常に勇気づけられる作品だなと思いました。僕自身も自分のチャレンジしたいという気持ち、その一歩を後押ししてくれるような作品だなと思いました」と話し、フジコの叔父・若林を演じた松也も「少女たちの夢を追いかける姿を描くだけではなくて、その当時の海外における東洋人に対する扱いだとか、世界情勢だとかもしっかり入っています。それでいて映像もすごくきれいで、自分が声優として関わっていることをすっかり忘れてあっという間に時間が過ぎてました」と絶賛した。

 フジコたちの暮らすアパルトマンの住人・ジャンヌ役の名塚は、「自分の子どもたちもこうやってやりたいことを見つけて夢に向かって懸命に走っていってくれたら嬉しいなと、そんなことをいっぱい感じさせてくれた作品でした」と親目線での感想を明かしつつ、當真と嵐の演技について「本当に素晴らしいです! 自分の最初のアフレコの頃を思い出すとこんなに上手にできなかったので、本当に素敵だなと思いました」と太鼓判を押した。

 作品にちなみ、「夢を叶えるためだったり、欲しいものを手に入れるために“自分の中で思い切ったこと”」を聞かれた當真は、「去年から一人旅をするようになりました」と告白。京都や鳥取などを旅したといい、「全国制覇してみたい」と夢を膨らませた。一方の早乙女は、フィンランドでの撮影中に「バスは来るのに止まらない。手をあげないと止まらないらしいんです」と、本場サウナに行くためのバスの乗り方に苦戦したというエピソードを披露。松也は「41歳にして初めて自分で米を炊いたこと」と明かし、笑いを誘っていた。

 最後に谷口監督は、「アニメーションならではの集団作業としての一体感は、映画館で一番いい状態で届けられる。普通のことをやれば普通に届くんだということを証明したくて作ったところがあります。やっと完成してよかったなと思ってます」とスタッフ・キャストへの深い感謝を込めて挨拶。當真も「完成した作品を観て、自分が出演している作品なのに何回涙が出たかわからないくらいグッと心を掴まれる瞬間があって、そんな登場人物一人一人の姿を見ると皆さんにもそんなエネルギーをもたらしてくれると思います」と観客へメッセージを送った。(文=リアルサウンド編集部)