ついにAIも「広告入り」の時代へ。OpenAIが大きな方針転換
何を信じて何を疑うのか、それは自分で考えよ。
生成AIチャットボット、ChatGPTを展開するOpenAIが、「Freeプラン、およびGoプランのユーザー対象に広告を展開する」と発表。これまで広告に対して慎重な姿勢を示してきた同社の方向転換に反響が集まっています。
ライバルは痛烈に批判
Anthropic(アンスロピック)がスーパーボウルで流したCMもその1つ。米スポーツ界最大のイベント、スーパーボウルは約1億2500万人もの人が視聴することで、毎年注目されています。今年はそこで流れたOpenAIを痛烈に批判する広告もまた話題に。
Anthropicは、元OpenAI幹部が辞職後に立ち上げたAI企業。大規模言語モデルを用いた生成AIチャットボット「Claude」を展開しています。
創業の経緯からOpenAIとは意見がぶつかりがちなAnthropicが流したCMは、同社の広告導入を皮肉たっぷりに批判するもの。
擬人化されたChatGPTにユーザーが質問すると、一見普通のアドバイスに見えて、実は製品の広告をペラペラしゃべりだすという内容。「AIに広告が来る。しかし、Claudeには来ない」というセリフで締めくくられています。
大きな転換点になりそう
これに対し、ChatGPTは正式に反論。プレスリリースで、「広告はChatGPTの回答に影響を与えることはありません。また、ChatGPTとの会話は広告主からプライバシーを保護します」と述べています。
ただし表示される広告は、過去のチャット内容に基づいており、チャット履歴をもとに広告がターゲティングされるシステム。広告主がチャット履歴にアクセスすることはできず、「健康、メンタルヘルス、政治など、センシティブまたは規制対象のトピック」に関連する広告は表示されないといった安全対策も講じられているとのこと。
Anthropicが描いたような形で広告を掲載することはないし、ChatGPTの広告は「スポンサー付きであることが明確に表示され、回答とは視覚的に区別される」とした上で、広告事業がChatGPTの無料提供を持続可能なものにすると主張しています。PlusとProプランでは広告はありません。
OpenAIのサム・アルトマン氏自身、広告の導入については慎重な姿勢を見せており、「広告+AI」を「最後の手段」であり「独特の不安感」を抱かせるものだと表現していたこともありました。ここへ来ての広告導入は、同社の考え方が大きく方向転換したことを示しています。
2月15日時点では無料ユーザー向けのChatGPTに広告は確認できませんが、今後どうなっていくのか、またこれをきっかけに競合他社を含めたAIチャットボット業界がどう変わっていくのか、要経過観察といったところです。
Source: OpenAI via Gizmodo US

