マツダ「次期MAZDA 2」!? 新型「コンパクトカー」に大注目! “ちいさなボディ”に次世代「魂動デザイン」採用! 美しい「ネオ・オーセンティック」仕上げの「ビジョン・クロスコンパクト」についてデザイナーに聞いた!

写真拡大 (全3枚)

マツダ「次期マツダ2」!? 新型「コンパクトカー」に大注目!

 マツダは「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」にて、「ビジョンクロスクーペ(以下、クーペ)」とともにコンパクトハッチバックの「ビジョンクロスコンパクト(以下、コンパクト)」を出展しました。

 どちらも最新の魂動デザインをまとったモデルです。

【画像】超カッコいい! これが「次期マツダ2」!? です!(89枚)

 そこで今回は主にコンパクトについて、マツダのデザイン本部長の木元英二さんにお話をうかがいました。

コンパクトのオーセンティックさを

マツダ「ビジョンクロスコンパクト」

 今回お話をうかがった木元さんは、先般中国で発表された電動SUV「EZ-60」や、そのコンセプトモデル、創(ARATA)も手掛けた方です。

 さらに現行「MAZDA 2」のマイナーチェンジも担当しています。

【Q】この2台は「ネオオーセンティック」というテーマでデザインしたということですが、これはどういう意味なのでしょう。

【木元さん】はい。クルマが本来持っている格好良さという本質を継承しながら、新しい時代に向かっていく、新しさを生かしていくということやろうとしていて、それを体現しました。

 格好良さはクーペだからできるんじゃないかというご意見もありますが、いろいろ試してみようということで、コンパクトもチャレンジしているのです。

 コンパクトはクーペとは逆で、長さが短くて高さも少しありますから、そういう形でもしっかり表現できるのだろうかとトライしていて、なかなか上手くいったなと思っています。

 クーペで大事なのは、クルマとしてのエレガンスやスポーティさですよね。ではコンパクトカーのオーセンティックな魅力は何か。

 それはスマイリーであったり、楽しい感じだったり、そしてすごくアジャイルな感じとかそういうところをしっかりと大事にしながら、シンプルにしていくことを狙ってデザインしたのです。

 今回は同じテーマでクーペもコンパクトもできたので、デザインに幅が持たせられることが分かりました。これからいろんなクルマに展開していけたらと考えています。

シグネチャーウイングすらも外して

【Q】クーペはまさに塊で見せようとしているのに対し、コンパクトはもう少し光の移ろいが感じられるような気がします。

【木元さん】全体の塊の動きはもちろんですが、ドア周りに最小限の光の動き、リフレクションなどで全体を動かしています。

 同時にルーフからリアに降りる流れがリアに力を加えているのです。

マツダのデザイン本部長の木元英二さんにお話をうかがいました

【Q】今回あえてシグネチャーウイングを外しましたが、これはどうしてでしょう。マツダの象徴という意味合いもあったかと思いますが。

【木元さん】これも引き算です。これまでも魂動デザインは生命感を表現する、生き物が動き出すような瞬間をとらえる動きとともに、引き算の美学としてどんどん要素を取り除いてきました。

 フロントにはシグネチャーウイングとグリルがありましたが、そのグリルも無くしてシグネチャーウイングも最小限で表現したときに、マツダの顔をどうやったら作れるかを突き詰めました。

 グリルが無いから電気自動車かと思われるのですが、電気自動車じゃなくてもグリルを排除してシンプルにしていくことをトライしていきたいと思っています。

あくまでもコンセプトモデルなので

【Q】このコンパクトは木元さんとしても、これまでの経験からとても力が入ったのではないかと想像しますが、いかがでしょう。

【木元さん】そうかもしれませんね(笑)。コンパクトカーはやはり親しみがあって、楽しい感じがありますよね。

 そういうところをしっかり表現したくて、ヘッドランプ類もクーペだったらシュッと切れ長にしながらデザインしていきますが、もちろんこのコンパクトもやや細いですけど、縦長方向にして、位置的にも内側にしているんです。

 それで可愛らしい表情、親しみある表情を作っているんですよね。つまり鼻があって口があって、そうすると親しみが出てくるんです。

 一方でクーペのオーセンティックさはクールな感じとか、スポーティでエレガント。コンパクトカーが持つオーセンティックとはなんだろうというと、親しみがあって。そういうところをしっかりと大事にしながら魂動デザインを作っていったのです。

【Q】そろそろMAZDA 2もモデルチェンジの時期かと思いますが、コンパクトとの関係性については。

【木元さん】これはあくまでもデザインスタディなので、ネオオーセンティックということを色々なクルマで作っていって、表現の幅として今回は2つできたと。

 ですからネオオーセンティックを確かめたいという意味で作ったので……。

【Q】因みにネオオーセンティックの考え方はEZ-60にも入っていますか。

【木元さん】EZ-60はその直前ですよね。いきなり変わるのではなくて、絶え間なく進化しているので、その前振りとしてEZ-60はあったのかなと思っています。

【Q】次期MAZDA 2の話は置いておいて、これからの魂動デザインが塊としてどう表現していくか期待します。ありがとうございました。