放棄されたNVIDIAのウェブサイトに、AIで生成されたと思われる低俗なコンテンツが6万2000件以上投稿されていたことがわかりました。中には「アナル丸呑みゲーム5選」「ブラジルの顔面騎乗オナラゲーム」などポルノに関する投稿もありました。

Why Was Nvidia Hosting Blogs About 'Brazilian Facesitting Fart Games'?

https://www.404media.co/spam-blogs-ai-slop-domains-wowlazy/?ref=daily-stories-newsletter

ニュースメディアの404 Mediaが確認したところによると、NVIDIAがイベント用に作成したと思われるevents.nsv.nvidia.comというサイトにスパムコンテンツがあふれ、「レストランのおすすめ」や「ゲームまとめ」など検索に引っかかりやすいタイトルがついた質の低い記事ばかりになっていたとのこと。

AIで生成されたとおぼしき6万2000件以上のコンテンツのうち、数十件はポルノに関するコンテンツでした。例えば、「アナル丸呑みゲーム5選」「ブラジルの顔面騎乗オナラゲーム」「シンプソンズのポルノゲーム」などがありました。

以下が、「ブラジルの顔面騎乗オナラゲーム」をアーカイブしたページです。

Brazilian Facesitting Fart Games - Event Nexus

https://archive.is/IK5jS



「ブラジルの顔面騎乗オナラゲーム」のページには、「顔面騎乗は、一方が他方の顔に座る性行為であり、多くの場合、エロティックな遊びや支配的な行為として行われます。一方、おならゲームはもっと軽妙でユーモラスな活動です。カーニバルと豊かな文化遺産を持つブラジルは、開放性と遊び心の融合が他に類を見ない特徴を備えています。顔面騎乗やおならゲームといったテーマには、文化的な配慮をもって取り組むことが重要です」と書かれており、「顔面騎乗オナラゲーム」という存在しないテーマについて無理やり文化的な側面から分析しようとする様子が見られます。

404 MediaがNVIDIAに問い合わせたところ、2時間もたたないうちに上記のサイトは閉鎖されたそうです。

なお、「Brazilian Facesitting Fart Games」で検索すると、URLに「adobe.com」が含まれるAdobeとは無関係なサイトが同名のコンテンツをホストしている様子が見つかります。



404 Mediaによると、NVIDIAだけでなく、vaccines.govという政府公式サイトやアメリカ教育評議会のサイト、スタンフォード大学、ニュースメディアのNPRなどにも同様のスパムコンテンツが浸食していたとのこと。こうした事態は、期限切れとなったドメインを第三者が取得する「ドロップキャッチ」により乗っ取られたか、DNS設定を悪用したサブドメインの乗っ取りなどによって起こった可能性があります。

スパムコンテンツの目的は不明。上記のAdobeを装ったサイトなど、関連するコンテンツに検索エンジンのリンクからアクセスするとstocks.wowlazy.comにリダイレクトされますが、これ自体が意味不明なSEOスパムページとなっています。閉店した猫カフェがリニューアルオープンするというウソや、ミズーリ州カンザスシティのまつげエクステンションサロンを勧める投稿など、平凡なものも多いです。

404 Mediaは「AIはインターネットを食べ続けています。このようなスパム作戦は、クリック数獲得のために、大手ドメインが保有する古いサイトを食い物にしています。Googleの「AIによる概要」、あるいは主流の検索エンジンで上位に表示される結果が、こうした汚物を浮かび上がらせてしまっています」と記しました。