「地方出身の男性は“質が低い”」実家暮らし34歳女性のカン違い。自分は“子どもおばさん”なのに

髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
◆地雷の自覚がない「地雷女」の婚活
筆者のところには婚活で苦戦している人もよく相談にいらっしゃるのですが、男性と女性ではつまずく箇所が異なります。誰とも出会えない男性はいますが、誰とも出会えない女性は結構レアです。
藍さん(仮名・34歳)は団体職員で、年収600万円台、婚活歴5年です。街コンやマッチングアプリに色々と手を出し、結婚相談所も2社目に登録中。ところが結婚相談所でも素敵な男性に会えず、マッチングアプリに戻ります。
マッチングアプリではコミュ力がある男性とも付き合えたものの、数カ月ほどで疎遠になり、LINEを送っても既読が付かなかくなりました。
結婚願望がない男性と付き合うのはムダと切り替えて、再度結婚相談所に登録します。真剣交際に進んだ相手もいたのですが、関係解消してしまいました。
次の誕生日には35歳。このままアラフォーを迎えることに危機感を持って、私のところへご相談にいらっしゃいました。
◆婚活に苦戦しているのに「選ぶ立場のつもり」
藍さんはカラコンを入れているので目が大きく見えますが、髪はパサついていて、年齢を知らなければ40歳にも見えるしもっと幼くも見えます。
「30代になって会える男性の質がぐっと下がったんです。35歳になったらもっと下がるだろうから、何とかしたくて」
藍さんにとっての「質が低くない男性」とは、コミュニケーション力があり清潔感があり、一定以上の経済力があり、一定以上の大学を卒業、奨学金を含む借金がなく、首都圏出身で首都圏在住の男性だそうです。
なんだか、自分だけが選べるつもりでいるなと感じました。
◆「もしかして○○大の人?」会話の中で探りを入れる
ここでふと疑問がでてきます。彼女はどうやって男性をふるいにかけているのでしょう。マッチングアプリや結婚相談所などのマッチングサービスには「年収」の欄はありますが、「借金」の欄はありません。
学歴欄も「大卒」を選択する方は大勢いますが、大学名まで記載している方はあまり多くないのです。
藍さんは、結婚相談所なら申し込まれた相手(会いたいと意思表示してきた相手)の場合は相談所経由で卒業大学名を調べてもらい、マッチングアプリでは会話の中で学生時代にどの辺りで遊んでいたのかを聞き出し「もしかして○○大の人?」と探りを入れていたそうです。
「それはやめた方がいいよ。品定めしすぎる印象を与えて、まともな人が離れていくから。結婚相談所の担当者にとっても、探りを入れる女性って印象が悪いんですよ」
「でも、相手から申し込みしてきているんですよ」
◆このままだと争奪戦で負けますよ
「藍さんが会ってもいいなって思う男性は、他の女性も会ってもいいなって思うような好条件の男性なんですよ。むこうは人気なので、いろんな女性を選べます。
結婚で『絶対に損したくない』スタンスを前面に出して品定めしすぎる人を、あえて結婚相手に選ぶメリットはありません。このままだと争奪戦で負けますよ。
例えば男性で、自分が39歳なのに女性の希望年齢を『34歳まで』って書き方している人がいたら印象悪くない? 年の差婚を成功させる男性は、年齢重視に見えない方なんです」