除雪車が道路を除雪する順番ってどう決めるの?「朝起きたら雪の山」「ウチの前は除雪が遅い」”雪国あるある”について自治体に聞いてみた(山形市)
除雪してくれるのはありがたい。でも、自分で除雪したあとに除雪車が来たり、朝出かけようとしたら家の前に雪がたまっていたりすると、ちょっとだけモヤモヤ。
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そんな雪国あるあるについて山形市に聞いてみた。一体、除雪する順番やタイミングってどうなってるの?
※画像 山形市資料より
そもそも、除雪作業を開始する基準は、降雪量がおおむね10センチを超える見込みがあり、その後の気象状況及び、市内10地点に設けた観測地の積雪量を勘案し出動する。
■どのくらい除雪するの?
自治体は除雪の計画を毎年しっかり決めるという。山形市はというと、概要は次の通りだ。
※画像 山形市 令和6年度 道路除排雪計画書より
令和6年度の山形市場合、除雪する総延長は1507.3キロ。しっかり距離を決めて計画書を作成しているという。
予算について聞くと「今年度は当初予算で4億5000万円、12月補正で2億6000万円を計上し、計7億1000万円です」と教えてくれた。
この予算を使い、市内の建設会社などに依頼して除雪しているのだ。
■除雪の順番は?
では、除雪する道路の順番はどう決めるのだろう。
順番はおおいに気になる。だって、来てほしい時になんだか遅い気がするんですもん(わがまま)。
担当者に聞くと「優先する道路はあります」とのこと。
山形市はまず「①幹線道路」を除雪する。その次が「②通学路」らしい。その後に「③住宅地などの道路」という順番。
それはなぜか。
①幹線道路は大きな車が通る。バスやトラックなどが通れなくなると、人や物の移動に支障が出て市民生活に多大な影響がある。
②は子どもたちが使う道路だ。安全に通学し、しっかり学んでもらうために除雪を優先する。
なるほど。言われてみれば当たり前だし納得の順番だ。
■疑問と不満を直球で聞く
では、除雪あるあるの質問をぶつけてみる。
Q朝起きると時たま除雪車が置いていった雪の塊が家の前にあるのだが?
「それは、除雪する時間が深夜から朝にかけてだからです。通勤通学に間に合うように除雪するのが原則なんです」
Q大雪で、来てほしい時に限って昼ごろに除雪車が来るのは?
「除雪が通勤通学まで終わらなかった場合は、いったん除雪をやめ、通勤通学時間が過ぎてから再開するためです」
「大雪の日は、いつもより時間がかかるので、結果的に住宅地の除雪が遅くなります」
そうだったのかー。通勤通学の時間に除雪車が稼働していたら通勤通学の妨げになる。だから、その時間を外しているのだ。
■除雪の状況は確認できる
「ホームページで除雪の状況を細かく見ることができますよ」と担当者。山形市の場合は除雪車にGPSがついていて、1台1台の位置と除雪状況を確認できるのだという。
※山形市ホームページより
山形市の地図に除雪車(黄色く表示)。どこにいるのかわかる上に・・・
除雪が済んだ道路は紫で表示される。しかもかなり細かく見られる。
除雪車はいつ来るんだ!と思ったら、確認してみよう。
■除雪は協力して
山形市は除雪についてこんなお願いをしているという。これがどこにでも通じるポイントなので最後にご紹介する。
※画像 山形市 令和6年度 道路除排雪計画書より
除雪車の妨げになるような駐車はしない、物は置かないなど、協力できることはありそう。最後に市の担当者がこう話した。
「除雪車が通ったあとの雪の片付けも、ぜひみなさん協力してお願いしたい」
寒い冬、みんなで乗り切ろう。
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