為末大氏、「短所と長所の表裏を活かす戦略論」

為末大氏が、動画「長所を伸ばすのと、短所を潰すのはどちらがいいのでしょうか」を公開しました。動画内では、長所を伸ばすべきか短所を改善すべきかの疑問に答えながら、自身の見解を述べています。為末氏は特に陸上競技を例に挙げ、「社会において、ほとんど短所なんて無視していいんじゃないですか」と語り、何を重視すべきかは活動の内容によると指摘しています。

さらに、短所と長所の関係についても言及し、「短所が致命的でないなら長所を伸ばしましょう」と述べる一方で、短所と呼ばれる要因が実は環境によって決まることもあるとしています。「自分が短所だと思うのは、それが短所化するような場所に身を置いていることでもある」と、環境の影響に注意を促しました。

また、日本人の文化についても触れ、「日本人ほど短所を気にする人たちはいない」と述べ、「短所を潰しすぎることで、長所も一緒に潰してしまう危険性がある」と警鐘を鳴らしています。短所と長所は表裏一体であるとし、そのバランスを考慮した生き方が重要であると強調しました。

動画の最後で為末氏は、「この自分の歪みを活かすにはどうすればいいか、これが戦略だ」と個人の戦略論として短所の活かし方を再確認するよう呼びかけました。