Apple Arcadeで開発者への支払額の減少やファミリー向けタイトルへの移行によるプロジェクト中止などで開発者たちから批判殺到

Appleが提供するゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」で、支払いに関する透明性の欠如、支払い額の減少、プロジェクト中止などで開発者から批判の声が挙がっていると報じられています。
Inside Apple Arcade: axed games, declining payouts, disillusioned studios - and an uncertain future - Mobilegamer.biz

Apple Arcade criticized by developers for falling payouts and more
https://9to5mac.com/2024/02/26/apple-arcade-criticized/
2019年に発表されたApple Aracdeは、月額税込900円で膨大なタイトルを遊び放題というサブスクリプションサービスです。プレイできるタイトルは発表時はおよそ100本でしたが、記事作成時点では200本以上にまで増えています。
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しかし、スマートフォン向けゲーム関連ニュースサイトのMobileGamerによると、Apple Arcadeで配信されるタイトルの開発者はApple Arcadeに対する不満を募らせているとのこと。
その理由の1つが、Appleからの報酬がどのように支払われるかについて透明性が欠如しているというもの。ある開発者は「Appleには『qualifying session』という不透明な指標があり、それに基づいて報酬の支払いが行われます。しかし、qualifying sessionがどういう指標なのかは誰も知りません。おそらくゲームがプレイされたかどうか、何時間プレイされたかといったことに関係しているのでしょうが、実際はブラックボックスです」と語っています。

また、開発者への支払いが2020年10月頃から減少の一途をたどっているとのこと。Apple Arcadeで新しいタイトルが収録される時、前払いで報酬が支払われているそうなのですが、その前払いの報酬も削減されているとMobileGamerは報じています。
さらに、あるタイトルでは開発にAppleが積極的に参加していたにもかかわらず、ある日突然「戦略変更」を理由に連絡が途絶えてしまった模様。開発者側がAppleにフィードバックを要求し、Appleの希望に合わせてゲームを再調整すると提案したものの、Appleがその提案メールに回答することはなかったそうです。
この「戦略変更」が何かは不明ですが、MobileGamersは「Appleは2021年春頃に大量のプロジェクトをキャンセルし、すでにApp Storeで配信されているファミリー向けのタイトルから広告や課金要素を排除したバージョンをApple Arcadeに登録している」と指摘しています。

ただし、MobileGamerは、Netflixでもモバイル端末向けのゲーム配信が始まったことから、「AppleはNetflixと競争する構えを見せているので、Netflixがモバイル端末向けゲームの配信を続けることで、Apple Arcadeの条件が改善される可能性はあるかもしれない」と述べています。
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