「トーマスのチューイングキャンディ」生産終了、約28年の歴史に幕 ロッテ「長くご愛顧いただき感謝」
ロッテのロングセラー商品「きかんしゃトーマスとなかまたちチューイングキャンディ」が2023年3月、製造設備の都合で生産終了していた。同社が取材に明かした。
かねてツイッターでは生産終了の噂が広がり、惜しむ声が寄せられていた。現在は店頭在庫のみで、「ポケモンチューイングキャンディ」も同様だという。
「本品を長くご愛顧いただいき、感謝申し上げます」
トーマスのチューイングキャンディは子供だけでなく大人にも懐かしの味として支持され、転写シールや工作など遊べる要素の詰まった包み紙は楽しまれてきた。
生産終了したという情報はツイッターで6月ごろから拡散され、「幼稚園の頃から愛してやまないトーマスのチューイングキャンディが生産終了と聞いて泣いてる」「好きだったから凄いショック」「本気で悲しい」などと惜しむ声が広がっている。
実際に6月19日夕時点で公式サイトのカタログページを確認すると、「この商品は生産終了しました」と表示される。
当該商品について、ロッテのコーポレートコミュニケーション部は19日、「本品は、ターゲットを3歳から小学生低学年と想定しており、チューインガムライクな噛み心地が楽しめるチューイングキャンディとして1995年に発売いたしました」とJ-CASTニュースの取材に説明。
グレープ味をメインに販売し、不定期で、マスカット味に切り替えて販売したこともあった。
「パッケージや包み紙に絵柄のバリエーションをもうけたり、学習要素を盛り込んだりと、時代やトレンドに合わせてパッケージデザインやフレーバーの変更を施し、お客様に楽しんでいただきましたが、製造設備の都合により2023年3月をもって生産を終了しており、現在は店頭在庫にある商品のみとなっております」
同社の「ポケモンチューイングキャンディ」も同様だという。
「本品を長くご愛顧いただき、感謝申し上げます。弊社では、引き続きトレンドや嗜好に合わせて、皆様にご愛顧いただける商品を検討してまいりたいと考えております」