ブラジル・中国首脳「一つの中国」確認 外交部「受け入れない」/台湾

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(台北中央社)ブラジルと中国の共同声明で、ブラジルが「一つの中国」原則を順守することが改めて表明されたことについて、外交部(外務省)は17日の報道資料で、「わが国の政府は受け入れを拒否し、厳正に非難する」との立場を表明した。

中国を訪問したブラジルのルラ大統領は14日、習近平国家主席と会談。両首脳は会談後、共同声明を出した。

外交部は「中華民国台湾は主権独立国家であり、中華人民共和国と互いに隷属しない」と言明。「一つの中国」原則は「誤った言論」だとし、中華人民共和国が一方的に台湾を自国の領土だと主張するものだと指摘した。

また、ロシアによるウクライナ侵攻について、平和的解決を支持する立場をルラ氏が示したことは評価するとしつつ、中国が唱える「一つの中国」原則に迎合することは平和的理念と相反するだけでなく、台湾海峡情勢の安定に寄与せず、地域の緊張を助長することになると訴えた。

「わが国は中国の権威主義政府の圧力に屈しない」との姿勢を改めて示し、自由と民主主義の価値観を堅持し、理念の近い国と協力して地域の平和と安定を守っていくと強調した。

(黄雅詩/編集:楊千慧)