食料品から日用品まであらゆるものの値上げラッシュが止まらない昨今、食費のやりくりに頭を抱える方も多いのでは。夫と中学2年生、小学校5年生の二人の息子との4人暮らしのなかで、6年間で1000万円貯めたカリスマ主婦として知られるのが、インスタグラムを中心に大人気の節約主婦・くぅちゃんさんです。

新刊『くぅちゃんの食費がみるみる減る献立ルール』(扶桑社刊)を上梓したばかりのくぅちゃんさんに、食費を抑える6つのコツを伺いました!

【写真】食費が減る献立ノートの中身

食費が半分に!カリスマ節約主婦・くぅちゃんが教える見直しのコツ

食費を減らす6つのコツとは…?

 

●コツ1:冷蔵庫の中は7割収納を目指そう

「食費を見直す前に、ぜひ一度やってほしい」とくぅちゃさんが語るのは、冷蔵庫の中身の整理。できるだけ不要なものを減らし、冷蔵庫の中身が見やすい状況をつくることが、ムダな買い物を減らすコツなのだとか。

「冷蔵庫の中に、賞味期限が切れている食材や、ほとんど使っていない調味料などがあれば、迷わず一度捨てましょう。『もったいない』と思うかもしれませんが、使わないものを捨てる罪悪感を知ることで、次からは同じ間違いをしなくなります。また、使わない食材を冷蔵庫に放置するのは、いらないもののためにスペースを確保しているのと同じです。7割収納を目指して、冷蔵庫内にできるだけスペースをつくり、いつでも冷蔵庫の中身が見やすい状況にしておくと、買い物時に『あれはあったかな?』などと迷わなくなるので、ムダなものを買わなくなりますね」

 

●コツ2:1週間の献立ノートをつくってからお買い物へ行く

新刊『くぅちゃんの食費がみるみる減る献立ルール』の中でも、1週間分の献立ノートをつくることを推奨しているくぅちゃんさん。事前に予算を決めて、1週間の献立を事前に立てることで節約効果が生まれるのだとか。

「1か月の食費予算は手取り月収の14〜15%が目安と言われています。月予算から米代などを引いた残りが、毎日の献立に使えるお金。わが家ではその金額を4週で割って、週1万円を予算にして買い物しています」

また、献立ノートをつくり終わると、自動的に買い物リストができ上がるのも、このノートの便利なところ。

「最後には、買い物リストに沿って、今週の買い物にかかりそうな金額を算出します。もしも、予算オーバーしていたら、予算内に収まるように献立を変更したり、安い食材に替えたりして調整します。最初の頃は難しく感じるかもしれませんが、繰り返すうちにどんどん上達して、食費を予算内に収められるようになりますよ」

 

●コツ3:スーパーで買い物する際は、リスト外のものは買わない!

食費を圧迫させる最大の理由は、無計画な衝動買い。お買い物時のそんな衝動を抑えるためにも、買い物リストは非常に有効です。

「衝動買いしがちな人は、必要なものではなく、欲しいものを探しながらお店を回るんです。事前にお買い物リストを作って、それ以外のものは買わないようにすれば、余計なものが目に入らなくなるし、誘惑も減ります。また、買い忘れも減るので、節約だけじゃなく効率もアップします」

●コツ4:いかに安くても、ストックを持ちすぎるのは損!

スーパーに行った際、特売セールなどを見ると「安い!」と興奮して、つい手が伸びてしまうことも。でも、いかに安い食材であっても、大量に買いすぎると節約にはならないとくぅちゃんさんは続けます。

「安いからといって、大量の食材を購入しすぎて、冷蔵庫や食材ストック置き場がごちゃごちゃした結果、本来必要なものがどこにあるのかわからなくなって、買い直したり、使い切れずに腐らせてしまったり…なんてことが起こってしまいます。食材は現在あるものをきちんと可視化して、いかにムダなくキレイに使いきるかを意識しましょう」

 

●コツ5:外食よりはデリバリーで、フードロスを減らす!

今日は料理をつくるのが面倒くさい…という日はだれにでもあるもの。そんなときは、思わず外食したくなってしまうこともありますが、くぅちゃんさんは「とくに小さい子どもがいるご家庭の場合は、できるだけ外食よりもデリバリーにする方がおすすめ」と語ります。

「食事をつくるのが面倒くさい日もありますよね。でも、子どもが食事を残してフードロスが出たり、食べるタイミングがずれたり、子どもが騒がないかと気にしなければならなかったりで、私自身は、小さい子を連れての外食にいい思い出がないんですよ。デリバリーの方が余った食材は後日食べればいいのでフードロスも気にならないし、周囲を気にせず落ち着いて食べられるので、全体的に満足度も高いように思います」

 

●コツ6:外食の費用はエンタメとしてレジャー費に組み込む!

とはいえ、外食を制限しすぎても、人生の楽しみが減ってしまいます。そこで、重要なのが「外食をする際は、思いつきではなくて、ひとつのレジャーとして楽しむべき」というアドバイス。

「突発的に外食へ行っても記憶には残りませんが、記念日やお誕生日、行事などの大切な日に外食すると、外食が食事からレジャーになります。家族で『なにが食べたい?』『どこのお店にしようか?』などと話し合う楽しみもあるし、思い出にも残りやすいんですね。なお、このとき、外食にかかったお金は、食費ではなくレジャー費として組み込み、事前に予算を取っておくのがコツです」

なお、食費をダウンさせる「1週間献立ノート」半年分が付録についた、くぅちゃんさんの新刊『くぅちゃんの食費がみるみる減る献立ルール』(扶桑社刊)では、さらにさまざまな食費を半減させるテクニックやコツをご紹介しています。「なんとか節約したい!」という方は、ぜひ一度手にとってみてくださいね!