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西武がモテないのはどう考えても西武が悪い!

久々に我が埼玉西武ライオンズは非情な現実を突きつけられています。我が球団はモテない。その現実を直視して、ちょっとはダイエットをするとか、ジャラジャラしたアクセサリーを外して清潔感のある身なりを整えるとか、女性を招くときに品川のビジホは使わないとか考えないといけないのかもしれません。

その現実を突きつけてくれたのは、荒ぶるチワワとして遠く日本でも恐れられるエルパソ・チワワズ所属の秋山翔吾さん(※教えてくれて感謝だよ!)。かつて西武にも在籍し、オフの球団イベントに顔を出したり、オフの練習場所として球場を使ったりしていたことから、西武とはいまだ蜜月関係にあると目されていました。

しかし、チワワズでの冒険を終えたチワワが日本に帰ることを決意したとき、行き先として選ばれたのは我が埼玉西武ライオンズではありませんでした。隠し切れない「獲れてビックリ」感があふれる、まさかの広島東洋カープ入りという決断。記事には「金銭より熱意」のキラーフレーズが躍っていました。西武はモテない。またしても、我が方はフラれたのです。秋山さん、現実を教えてくれてありがとうございます!(※感謝!)

↓お金がなくてもいい!この人と結婚する!みたいな選び方!

この一報には深夜のタイムラインが揺れました。近年は金子侑司さんのFA権取得を目前にした大型契約(※高値づかみ)や、増田達至さんのFA宣言残留などがあって、もしかして西武はそれなりにモテるのではないかとカンチガイする面もありました。秋山さんの国内復帰においては楽観論があふれ「早く帰って来てくれ」「一緒にCSへ行こう」「ポジションは空けておいたぞ」などの声が、先走るように秋山さんに向けられていました。

ただ、現実は甘くなかった。そして、できれば違っていて欲しいと願っていた、より厳しい現実というものが突きつけられました(※教えてくれてサンキューだよ!)。秋山さんは金額ではなく熱意だと言いました。実際にそうでした。すべて憶測記事ではありますが、広島の提示は3年契約&来季年俸1.5億の提示で、ソフトバンクの提示は年数は同じ3年契約ながら来季年俸は3億円と、金額面では広島を大きく上回っていたと言われています。西武の2年契約で来季年俸1億円という提示は論外としても、金額面だけで言えばソフトバンク入りのほうが実入りがよかったのに広島を選んだ。

そのような「金銭より熱意」の相手であってもなお西武がモテないということは(※金額でも負けてるが)、金はもちろん熱意でも及ばず、とにかくどうにもモテないということです。金がすべてで条件面で決断してくれたのなら、相手を守銭奴と罵りながら自分をごまかすこともできたのでしょうが、いい加減観念するしかありません。我々はモテない。どっちかと言えば嫌われている。そしてこれだけの選手にフラれるのなら、それはどう考えても西武のほうが悪い。それを認めなければいけないのです。

↓頑張って金を出したときも結局フラれたから、言葉の通り、金じゃないんですよ!

「金が問題じゃないなら、俺でいいじゃない?」と思うかもしれませんが、そうじゃない!

本当に察するべきメッセージは「どれだけ金を積まれてもアンタとはイヤ!」です!

金でも熱意でもなく、とにかくアンタとはイヤ!



婚姻関係で置き換えるなら、我が球団に入る選手の大半は、どこかから連れて来られたお嫁さんです。年頃だからとか、いつかはお嫁さんになるんでしょとか、ウチには余裕がないのよ早く嫁ぎなさいとか、そんな理由で焦って嫁ぎに来た選手たちです。なかにはクジで当てられて渋々やって来た選手もいるでしょう。「この世界の片隅に」のすずさんみたいなものです。

それでも一緒に暮らすうちに「この世界の片隅に」のすずさんみたいに情がわいてくれるんじゃないか、そう期待してしまうのが身内の思考です。しかし、そうとは限らない。選手はすずさんではない。繰り返される道交法違反、微妙にケチ臭い女性スキャンダル、ロッカールームには謎の怪盗が出没し、給付金詐欺犯がひっそりと姿を消す。環境は悪く、もちろん金もなく、職場に行くたびに毎日「ここかぁ…」「こいつらとかぁ…」と気が滅入る。率直に言えば「そこしか行く場所がないわけでなければ行かない」類の球団です。

その劣悪な環境に囚われた善良で向上心あふれる選手は、壁にナイフで印をつけながら脱出まであと何日かを数えて耐えるのです。暮らせば暮らすほど脱出への決意は強まり、一緒に暮らすことでむしろ決定的に破局への意志は固まっていくのです。熟年離婚などというのもきっとそういうことでしょう。一緒に過ごした時間にどれだけの愛情を注いだのか、その愛情はひとりよがりのものではなかったか、すべては日々の積み重ね。心というバケツに愛を満たすには、交渉の場だけでは足りないのです。

そういう意味では、あれほど長い時間を過ごした相手に「日本に戻るんだって?わかった、帰って来い」と電話をしたときに「はい、お世話になります」という返事をもらえないようなら、それはもうこちらが悪いのです。条件云々ではありません。10年あまりの長い「交渉」において愛を注ぐことができなかったのです。愛が十分に注がれていれば、条件など聞く前に心は決まります。だって、その条件を聞かずとも「決して悪いようにはしないだろう」と信じられるはずですから。愛で満たされていたならば。

お相手も無闇にコチラを傷つけるようなことは言いませんから、金とか条件とか熱意とか理由をつけてそれっぽく言ってはくれますが(※あなたは素敵だけど私にはもったいないよウンタラ/私なんかよりもっといい人が見つかるよきっとウンタラ)、真意は「アンタはイヤ」です。それに理由があとからくっついているだけです。本当に愛している人から、愛を込めて呼ばれたなら、振り向かずにはいられないのです。振り向かせられないのは、相手ではなくコチラが悪い。愛が足りない。それがすべてで、それが答えです。


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まぁ今回などはまったくの脈ナシという感じではなかったので、この交渉にもう少し愛があればなーと僕などは思います。報道で聞こえてくる条件が真実のものなら、そりゃ断われるだろうなと思いますし、僕が秋山さんの立場ならちょっとムッとしただろうなと思います。渡辺GMに怒りをぶつけるまではしないでしょうが、えらく寂しい気持ちにもなったでしょう。

僕が交渉担当者なら「5年25億円」がすべてのスタートラインです。だって2019年オフには「5年25億円」を提示したわけでしょう(※憶測記事ではありますが)。あのときと今とでお相手は何かが違ってしまったんですか?都会の絵の具に染まってしまったんですか?衰えてヘボくなったんですか?怪我して休んでたとしても、居てくれさえしたなら払ったつもりの金でしょう?

まぁ、34歳という年齢を加味するとしても、2019年オフに5年25億円を提示したのならば、2年半の時間を経た今は「2024年までの3年契約で12.5億円」を提示するのが成り行きのラインです。これは大盤振る舞いとかマネーゲームとかではなく、「私の愛はあの頃と何ひとつ変わっていませんよ」と伝えるための最低線です。

「もう一度私を愛してくれますか?」と戻りたそうな目をしている相手であっても、「うーん、でも一度出ていったし、レッズはもちろんチワワズでも突出してすごいわけでもないし、だったら外人買ったほうがよくない?っていう損得計算で相場考えたら今のキミは1億くらいなンだわ…金ねンだわ…」って言われたら、そりゃあ帰って来ないですよね。

愛はお金ではありません。それは「安くてもいい」という意味ではありません。愛が伝わる金額というものがあって、それが相手によって高かったり低かったりするので、一概には言えないだけです。子どもがブタの貯金箱割って「これで全部なの。お父さんを助けて」って頼んだらブラックジャックだって1000円で手術しますよ。でも、大金持ちが微妙にケチって手術代10億円の約束を1億に値切ろうとしたら、ブラックジャックは絶対に助けないでしょう。

3年契約12.5億円の提示なら、秋山さんは西武に帰ってきたと僕は確信しています。メジャーに行くとき、夢を叶えるために別れたとき、そうやって愛を叫んだからです。同じ場所で、同じ強さで、変わらない愛を叫んでいる相手を見たら、心は動いたでしょう。刑務所の外で待っていてくれた人を見たときのように。もし「3年12.5億円」を提示していたなら、ハンコをつきながら修正を入れて半値くらいまで値段を自ら下げてくる、秋山翔吾とはそういう男だと僕は見込んでいます。お金じゃないのです。それが「2年契約で来季は1億なンだわ…」では帰って来ないですよね。「AAAの外人買うときの基準」で値踏みしてくる球団を、選手の側も値踏みするのは当たり前のことです。

愛はお金じゃない。

でも、愛はお金に滲み出る。

そして愛は、あらゆるところに滲み出る。

素行も悪く、環境も悪く、金もないのは現実でその通りですが、そこに滲み出る愛すらもないことがすべての答えなのだろうと僕は思います。それでもいいというお相手、ありのままの西武を愛してあげるというお相手、愛されるよりも愛したいとおっしゃるお相手、そんな奇特な人と何人かでも巡り合えたことに感謝をしながら、選んでもらえなかったお相手からはスッと身を引くのが恋路の作法です。一度はひとつ屋根の下(※隙間アリ)で過ごせたことだけでも十分と、旅立つ背中を見送るのがいいでしょう。

秋山翔吾さんの、新天地での活躍を期待します!

いつの日か、交流戦で会いましょう!(※日本シリーズは出られない前提)

↓メジャーで活躍しない秋山クンも悪いんだからネ!

40歳まで大活躍してくれればよかったのに!

で、最後に引退するためだけに帰ってきてくれればよかったのに!

夢を叶えたいってアメリカに行ったのに、うそつき!

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「3年12.5億」を提示してたらどうだった?っていつか聞いてみてください!