日本の教員は人事異動ができるのに、中国の学校で同じことが実行できない理由
記事はまず、日本では20世紀の中ほどから、教員を定期的に人事異動させる制度が採用されていると紹介した。これは教師から校長に至るまですべての教員が対象で、文部科学省によると、公立小中学校の場合は平均6年で異動になるという。
この点で中国は状況が大きく異なっている。都市部と農村部の学校では格差があるだけでなく、同じ都市部の学校でも「重点学校」と「それ以外の学校」では、設備や教師の質に大きな開きがあるのが現状だ。この理由について記事は、「教育面での投資額に限りがあったから」と説明している。このため、エリート教育に力を入れ、重点学校には資金を投入して質の高い教育を確保するので、それ以外の学校との差が広がってしまうという。
それで、重点学校では教師の待遇も良く、設備も整っていて、教師の地位も質も高いが、農村部の学校では教師の給料が低くて設備も悪く、社会的地位も低いため、日本のように教員を異動させる条件が整っていないと分析した。それで、日本のような制度を導入するためには、まず農村部の学校や重点学校以外へ資金を投入して、格差をなくすことから始めるべきだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
